ぱきらの中国(河南省開封)生活

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2021年6月~河南省开封市に生息中。日常のたわいもないこと、中国情報などを気ままに書いていきたいです(*^^*)

本場の蘭州拉麺(蘭州ラーメン・兰州牛肉面)を食べる!6軒を食べ比べして気がついた大事なこと☆2023端午節蘭州旅行記3

こんにちは。

 

15時現在の開封市、気温32℃ 湿度50%です。
青空が広がって良い天気です。

 

さてさて、

 

今日は蘭州拉麺について書いていきたいと思います。
かなり長い文章になってしまいましたが、お付き合いいただけると幸いです(*^◇^*)

 

 

 

 

蘭州で牛肉麺(蘭州拉麺)を食べる際は自分の好みをよく把握しておくべし!


中国に来ると、おそらくどの地域に行っても、
『兰州拉面』『兰州牛肉面』の看板を見ることが出来るかと思います。
清真(ハラール)料理で、牛骨スープをベースにした蘭州ラーメンのお店です。


私が初めて中国に住んだのは2012年、
夫の最初の赴任先があった広東省恵州恵陽淡水だったのですが、
この時 夫に「うまい店があるよ~」と連れられて 初めて行った淡水のお店が、
近所の蘭州ラーメンのお店でした。
目の前で麺を打ってくれるツルツル麺に澄んだスープの美味しさに、
あっという間に蘭州拉麺の虜に。

1人でも蘭州拉麺屋さんは入りやすいので、ちょこちょこ1人で食べに行ったりして、
間違いなく 中国で一番よく食べた中華料理は蘭州ラーメン、
中国のソウルフードは蘭州ラーメンでした(*^。^*)


2013年、広東省淡水の蘭州ラーメン屋さんの様子はこちら

ameblo.jp

 

 

蘭州ラーメンは最初、チェーン店のラーメン屋さんかと思っていて、
どこで食べても同じ味なのかと思っていたのですが、
色々な蘭州ラーメン屋さんに行くうちに 
お店によってそれぞれ味が違っていることがわかってきました。

 

開封市でも蘭州ラーメン屋めぐり

tpakira.hatenablog.com

 

 

蘭州市の蘭州拉麺は 蘭州以外の地域の蘭州拉麺と違うらしいという話を
耳にしたりもして、チャンスがあれば本場の蘭州ラーメンを
是非 食べてみたいと思うようになりました。


今回の蘭州旅行では、念願の本場の蘭州ラーメンを食べまくり~🍀


そこでわかったことなのですが、

 

◎見た目が違う
◎時間がたっても麺が伸びない、
◎辣油たっぷりのはずなのに胃もたれしない、
◎追加したトッピングの牛肉がかすかすじゃなくてしっとり美味しい 

 

などなど、

 

蘭州市の牛肉麺と 蘭州市以外の蘭州拉麺は 別物だったんだなあということが 
よくわかりました。
美味さの秘密は、蘭州市にしか出回っていない蘭州拉麺専門の小麦粉だったり、
蓬灰から作った天然の鹹水だったりするようです。
(決して、今までの蘭州ラーメンが美味しくなかったわけではありません。
別物だったのです(=゚ω゚))

 

ただし、実は私は 今回の蘭州ラーメン食べまくりで、
大きな失敗をしてしまったようです😅


今まで行ったことのある他地域の蘭州ラーメン屋さんは 
ラーメンを注文したら 後は待つだけで、出てきたラーメンを食べる感じでしたが、
蘭州市のラーメン屋さんは 麺の太さ、辣油の量など 
1人1人の好みを聞いて 作ってくれる方式でした。

 

カスタマイズ方法によっては、
同じ店でも別の雰囲気のラーメンが出来上がるようです。

 

後で詳しく書きたいと思いますが、


とにかく 蘭州市で牛肉麺(蘭州ラーメン)を食べる際は
自分の好みをよく把握しておくべし~\(^o^)/

 


蘭州市内の牛肉面(蘭州ラーメン)注文の流れ

 

蘭州市では蘭州拉麺とは言わず『牛肉麺(牛肉面)』と呼ばれるようです。


蘭州市の牛肉面の注文方法は、どのお店も同じシステムでした。

 

 

まず、レジに行って注文してお金を払います。

どのお店に入っても 牛肉麺は、なんと1杯8元(約160円)でした♪
地域の取り決めで、値段が一律になるように決まっているのかもしれません。

 

 

 

会計が終わるとレシートを渡されます。

 

レシートを持って

 

 

行列の後ろに並びます。

 

普通の牛肉面には牛肉は乗っていないので
牛肉が食べたい時は 牛肉の皿を買います。

野菜の小皿や、卵を追加したい時も 
レジで会計してレシートをもらいます。

 

レシートをわたして牛肉の皿をとった後に、

 

牛肉面の列の後ろに並びます。

 

 


自分の順番が来たら、レシートを渡しながら麺の太さを言います。

 

 

麺を伸ばしているところを見学。

 

早いお店だと、流れ作業で6秒くらいで1杯のラーメンが出来上がって
トレイに乗りました。
高速のラーメン作り♪お店の方のキビキビした動きがすごかったです。

 

辣油は何も言わないと大さじ2~3杯をドバドバッと最後にかけてくれます。
お店の人が 辣油のスプーンに手をかけた瞬間を狙って、
辛いのがいらない時は「不辣(ブラ―――!)」  
やや辛いのが欲しい人は「微辣(ウェイラ―――!)」
と叫ぶと良いと思います。

 

辣油は、日本で背油をかけるような感覚なのでしょうか。
見た目ほど辛くはないお店が 多かったですが、

入れ過ぎると スープの旨味も麺の旨味もわからなくなって、
辛いだけになってしまいます。
(夫が一度 地元の人と同じくらいの量を入れてもらって失敗を体験💦)


辛いのが得意ではない人はお気をつけください。

 

 

空いている席に運んできて

 

ラーメンを食べます(#^.^#)

 

 

混んでいる時は 同席になることもありました。
私達は牛肉面だけ食べることが多かったのですが、
お隣の人達は豪勢です♪♪

 

食べ終わったら退席。
食器はその場に置いたままでも、大丈夫なようでした。
(片付ける専属の人が お店にいるようです。)

 

蘭州ラーメン6店舗 食べ比べ

 

蘭州市の牛肉面の特徴は一清二白三红四绿五黄のようです。

 

 

一清は透き通ったスープ

 

 

二白は大根の白

 

三红はラー油の赤

 

四绿はパクチーや葉ニンニクやネギの緑

 

五黄は麺の黄色

 

 

1件目
寝台列車を降りてすぐ後に入った 蘭州駅の目の前のお店

 

 

 

2軒目
バスに乗って行った黄河を渡った先の地元の人に人気のお店

 

 

3軒目
早朝6時すぎに行ったのに次々と地元のお客さんがやってきた老舗のお店

 

 

4軒目
24時間営業のチェーン店だが、あなどったらダメだと口コミの良かったお店

 

 

 


5軒目
海外進出していて、日本にも出店しているらしいお店の本店

 

 

6軒目
蘭州西駅構内のお店 駅の中でも目の前で麺を注文が入るたびに打ってくれました。

 

 

ぱっと見、6軒とも同じようなラーメンに見えると思いますが、
スープに入れる香辛料の違い、麺に入れるかん水の違い、麺のこね方の違い、
辣油の味の違い、辛さの違いなどで、色々変わってくるようで、


麺の感触、スープの味など 6軒とも違っていました。

 

 

 

選べる麺の太さ


蘭州市のお店では 麺の打ち方も選ぶことが出来るようです。

 

 

髪の毛のように細い物から、太麺や平べったいピラピラした麺まで、

 

お店によって、数種類の麺の打ち方を選択できるようで、
注文に応じて目の前で作ってくれるようでした。

 

 

二細

 

 

口コミでは牛肉麺のおススメの麺の太さは二細をすすめる人達が多かったので、

 

 

今回、ほぼ二細(中太麺)で注文しました。

 

 

 

一度 三細で注文してみたのですが、(奥は三細 手前は二細)
三細は太すぎて やっぱり二細が良いのかなと思いました。

 

 

お店によっては 二細の中に 以前の茹でた太麺が
混ざっていることもありました(^▽^)

 


こうして食べつつも、どうもしっくり来てない感を感じていました。

美味しいのですが、蘭州市の麺は全体的にワシワシしていて 
ツルっと 入ってこない気がするぞ・・・・。


もしかして、麺の太さが原因かな?と思ったのが
5杯目を食べ終わった後でした(;^ω^)

 

 

普段開封市の蘭州ラーメン屋さんで出される麺は、二細よりも細い感じだったので、
蘭州市以外の場所では『細滴』が出回っているようです。

 

 

6軒目は 思い切って一番細い 毛細を選択しました。

 

最高~最高~最高~☆

コシがあるのに、ツルっと喉ごしも良くて 
あっという間に完食しました~(*´▽`*)

 

夫も毛細を味見したのですが、
夫によると 断然 二細(中太麺)の方が美味い! だそうです。

 

私は、うどんも素麺も大好きなので 
どんな太さの麺でも 同じように楽しめると思っていたのですが、
蘭州拉麺は細麺で食べたい派だったようです。

 

6杯中5杯を 好みの太さじゃない中太麺で食べちゃってたよ~~~💦

 

事前に 自分の好みの太さの麺を正確に把握しておくことが 
とても大事だったようです。


可能なら もう一度1杯目から 違った麺の太さで 
また食べてみたいなあなんて 思っています(笑)

 

磨沟沿老字号牛肉面(磨沟沿总店)


今回行った6軒のラーメン屋さんで 私と夫で順位をつけてみた結果
2人の出した順位は違っていたので、
蘭州市の拉麺屋さんは、人それぞれの好みによって 
好きなお店が違ってくると思われます。


ただし、1位のお店は2人とも同じでした(*^。^*)

 

 

 


磨沟沿老字号牛肉面(磨沟沿总店)さん

 

 

開店が朝の6時ということで、6時20分ごろにお店に到着しましたが、

 

 

すでにお客さんがいて、

 

 

食べ終わった人達もいるようでした。

 

 

牛肉はしっとりとして旨味があり、辣油も辛さだけでない旨味があり、

 

 

麺の旨味、スープの旨味、麺とスープのバランスなど、
今後 また蘭州に来て、もし 一杯しか蘭州ラーメン屋に行けないのなら、
このお店に行きたいです。

 

 

 

歩きや乗用車で次々にお客さんがやってきていました。

 

 

 

『磨沟沿老字号牛肉面』は蘭州市内にいくつかあるようなのですが、
私達が行ったのは『总店』です。
タクシーで来ている人もいました。

 


ラーメン天国 蘭州市♪

 

蘭州市内には、3000軒以上もの牛肉面屋さんがあるようです。

 

右を向いても~

 

左を向いても~

 

 

牛肉面屋さん、牛肉面屋さん、牛肉面屋さん。

 

町中に牛肉面が

 

 

あふれていました。

 

約3000軒の蘭州牛肉面屋さんに それぞれのスープの配合、
麺の配合の違いがあり、 そこに 麺の打ち方の違いも入れると、 

 

すべてのお店の すべての麺の太さの牛肉面を体験するのには、

 

何年 必要なのでしょう~(笑)

 

 

まさに、蘭州市はラーメン天国でした☆

 

 

 

◎最後まで読んでいただきありがとうございました(#^^#)

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