ぱきらの中国(河南省開封)生活

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2021年6月~河南省开封市に生息中。日常のたわいもないこと、中国情報などを気ままに書いていきたいです(*^^*)

中国河南省開封市から甘粛省蘭州市へ約1200キロ寝台列車の旅 後編☆2023端午節蘭州旅行記2

こんばんは。

 

18時現在の開封市、気温35℃ 湿度44%です。
明るい曇りの一日でした。

 

さてさて、


今日は 寝台列車の旅の後編を書いていきたいと思います。


前編はこちらをどうぞ

tpakira.hatenablog.com

 

 

寝台列車内の様子 夜から翌朝


21時になると 乗務員さんがカーテンを閉めにやってきました。

 

 

 

私達夫婦は寝台ベットの下段を15番、16番と 続き番号の向かい合わせに
取ったので、なんとなく ベットの間の通路やテーブルも
自分達の部屋の設備のような感覚になっていましたが、

 

ベットの間の通路には乗務員さんだけでなく、
中段ベットの人がベットの上の荷物を整理する時に入ってきたり(立って作業)、
下段ベットの空いているところに座ったり 下段ベットに足をかけて梯子を登ったり 
気がついたら、テーブルに 見慣れない水筒が置いてあったりしました。

 

基本的に 下段ベット利用者には プライベート空間は無いと思っておいた方が
良いかもしれません🍀

 

 

 

22時には、客車の通路は消灯しました。
奥に光っているのはお手洗いや洗面所のある場所です。

 

 

通路側の足元だけライトがありますが 暗いです。

 

 

日中の車内の温度は26℃くらいでしたが、消灯後に見たら23℃になっていました。
下段ベット付近で23℃なので 上段ベットの空調の真下は 
もっと温度は低かったと思います。

 

 

消灯した後も列車はいくつかの停車駅に停まり、お客さんの乗り降りがありました。

 

おお~~♪
隣の線路に停まった寝台列車は蘭州と広東省の深センを結ぶ路線のようです。

 

 

ちなみに、寝ている人がいるので静かにするという習慣はあまり無いようで、
乗ってきた人はたいてい普通の音量で 知り合い同志しゃべりながら
自分の席を探しに通路を歩きまわったりしていました。

 

消灯していて暗くて遠くからでは番号が見えないので、
ベットとベットの間の通路に入って来て 携帯の灯りをつかって 
窓際にある番号を確認することもしばしば。

 

電気のコンセントはベットの方には無くて、こっちの方の通路に
数カ所だけあるのですが、真っ暗な中で コンセントを巡って
夜中に取り合いがおこった模様。言い合いが聞こえてきました💦

 


寝る向きは 窓側の方に頭を向けて寝た方が良いかもしれません。

私は最初、通路側に頭を向けて寝ていたのですが、
途中から乗って来た 私の真上の中段ベットの人が 梯子を登る際、
下段ベットに足を置いたつもりが 私の頭に足を置いたようで、
頭を踏まれて飛び起きました。
(暗いし 薄布で目隠しをしていたので、頭があるとは思わなかったと思います。)

 

眠かったので、そのまま窓側に頭の向きを変えてすぐ寝ましたが、
私もビックリしたけど相手もビックリしたでしょう・・・・・😅


こんな感じで、夜の車内は消灯していても結構にぎやかでした。
わさわさした環境でも寝られる人でないと、中国での寝台列車旅は 
下手したら一睡も出来なくて ちょっとしんどいかもしれません(*^◇^*)

 

6月22日 5時23分  
起きたら 列車は停車していました。

 

5時50分
この時間になると、車内は ほとんどの人が起きているようでした。

 

降りる人

 

 

乗り込んでくる人

 

 

掃除中の乗務員さん

 

良い天気です~

 

K227 寝台列車の設備紹介

 

 

 

洗面所

 

トイレ

 

トイレの中にも手洗い場がありました。

 

洗面所の水も、トイレの中の手洗い場の水も飲むのはNGです。

歯磨きする時は、ペットボトルの水を持っていくと良いかもしれません。

 

 

こちらの熱湯は飲料OKです。
カップラーメンやお茶の給水に使っている人を見かけました。

 

 

車いす用のトイレがありました。

すぐ近くのベットには車いすを置くスペースが作られていました。

 


長距離列車と新幹線の大きな違いは、

 

 

車内で喫煙できること。

 

車窓を眺めながら通路で喫煙できるので
愛煙家の方にはうれしいかもしれません。


ただし、喫煙可能な通路と客室の間の扉は いつも開いている状態なので、
客室内にもタバコの煙が流れてきます。
タバコの苦手な人にとっては ちょっと辛い環境かもしれませんが、
客車は空気の循環があるようで、煙がこもりっぱなしになることはありませんでした。

 


私が今回宿泊したのは2等車の寝台ベットですが、

 

 

1等車の寝台ベットは

 

 

個室になっていて 1部屋に4つのベットがあるようでした。
(乗客が降りた後で扉が開いてたので 撮影させてもらいました)

 

私は、知らない人と個室になるよりも、
オープンな状態の2等車の方が 気楽で良いかなあと思っていたのですが、
4人グループでの旅行なら1等車が良いかもしれません(*^^*)

 

 

1等車の床は絨毯が敷かれていました。

 

 

こちらは食堂車です。

 

食事の提供がない時間は自由に座って良いようでした。

 

 

 

安全面に関しては、各車両に消火器が設置されていました。

 

 

ちょっと感動したのが、ベットのネジでした。

 

 

赤い印が各ネジについてあったので、
これで ネジが緩んでいないか判断しているのだと思います。
ベットが落ちて来たら大変なので、点検は大事です(*^。^*)

 


寝台ベットの差額について


昨日書いたブログで 寝台ベットの下段・中段・上段の差額料金について
コメントいただいたので、ちょっと書きたいと思います。

 


今回 列車のチケットをとる際、第一希望の列車は 
旅行会社のアプリで下段ベット希望で事前予約をしていて、
お金を先に払い込んでいました。

 

払った金額は、鄭州→蘭州の272.5元×2名分。


販売開始直後に取れましたとメールが来たのですが、席番号を確認すると
下段ベットではなく 上段と中段ベットが取れたようでした。

この時、ベット差額として 27元と20元の返金がありました。

 

中国の鉄道のネット上で表示されている料金は、下段ベットが基本で、
下段ベットが取れなければ中段、上段の別途料金との差額が
返金されるシステムのようです。


このことから、鄭州⇔蘭州の二等車利用は 
上段ベットは245.5元   中段ベットは252.5元 
下段ベット 272.5元  だったと思われます。


なお、利用する寝台列車の時間帯によって値段が微妙に違っていたりもしたので、
同じ路線でも車両によって料金が違うのかもしれません。

 

私達は下段ベットを取りたかったので、中段・上段のチケットはキャンセルして
チケット販売開始後に下段ベットが確保できそうな車両を探しました。

 

上段・中段・下段と 人それぞれの好みがあると思いますが、

 

1元約20円で計算すると、1200キロ移動するのに 
約400円~約550円の追加で 下段ベットが利用可能なら、


もし 今後 また寝台列車に乗ることになったとして 
私は下段ベットを利用したいと思います(*^。^*)

 


ちなみに、1等車の個室寝台(4人部屋)は1人約400元くらいでした。

 

蘭州駅に到着

 

8時30分 蘭州駅に到着しました

 

ホームで自転車を組み立てている集団がいました。


実はこの方々のうちの2人が私達のベットの中段・上段利用の方々で、
自転車に乗る専用ウエアのまま ずっと過ごされていました。

 

鄭州で私達が乗りこんだ時には すでに長い時間列車に乗っている感じやったので、
広東省の方から来てたのかなあ。

 

2晩 列車に乗った後、すぐに駅から自転車をこぎだすって 
ちょっとカッコいいなと思いました(*^^*)

 

 

大量の袋を降ろしている人達がいました。

 

郵便車両だったようです。

 

こうして、広州⇔蘭州間で 郵便が運ばれていってるのですね。

 

 

蘭州駅はエスカレーターやエレベーターの無い 昔ながらの造りの駅だったので、
みなさん 荷物をヒーヒー言いながら運びます(●´ω`●)

 

蘭州駅

 

蘭州市の第一印象  めっちゃビルがたくさん建ってるぞ!!
(のどかな山の風景を勝手に想像していました😅)

 

 

 

 

◎最後まで読んでいただきありがとうございました(#^^#)

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