ぱきらの中国(河南省開封)生活

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2021年6月~河南省开封市に生息中。日常のたわいもないこと、中国情報などを気ままに書いていきたいです(*^^*)

焼いて作る陶器の家!?5000年前の中国古代建築方法がすごい≪河南省鄭州市大河村遺跡博物館≫

こんにちは。

 

16時現在の開封市、気温18℃ 湿度48%です。
曇っています。


さてさて、


先日 開封市のお隣の都市、鄭州市にある
大河村遺跡博物館に行ってきたので ご紹介したいと思います。

 

 


鄭州市大河村遺跡博物館(郑州市大河村遗址博物馆)

 

先日、大河村遺跡博物館に行ってきました。

 

 

 

こちらの博物館は、「どこか行きたいところある?」と 
鄭州市の観光地をいくつかあげた中で、
夫が行ってみたいと言った博物館でした。

 

 

中は遺跡棟と展示棟に分かれていました。

見学は無料なのですが、
ネットでの身分証の登録が外国人では出来なくて(パスポート未対応)
改札ゲートを通れなかったので、
パスポートを受付の人に直接見せて 入れてもらいました。
受付の人達には 荷物も預かっていただきました。感謝です。謝謝。

 

 

実は行った日は、5月1日の労働節(中国の祝日)でした。
前日(4月30日)に私の希望で行った鄭州動物園はイモ洗い状態、
人でぎゅーぎゅーだったので、
博物館も混雑しているかと覚悟していましたが、

 


ぎゅーぎゅーの動物園の様子はこちらもどうぞ

tpakira.hatenablog.com



 

 

まさかのスカスカ状態でした。
中国の連休のお出かけ先としては 超穴場かもしれません(*^◇^*)

 

 

説明書きによると、大河村遺跡とは 今から6800年から3500年前の 
大型の古代集落の遺跡のようでした。

 

 

1964年に発見され、1972年に最初の発掘調査が行われたようです。

 

 

 

これまで26回の調査が行われ、

 

 

5000年前の住居跡も見つかったようです。

 

 

本物の遺跡の中をこんな感じに歩くことが出来ました。


焼いて作る陶器の家!?中国古代建築方法がすごい


博物館に到着して、まず向かったのが遺跡棟でした。
ここが住居の跡だったのかあ~と なんとなく眺めているだけでも
面白かったのですが、

 

一通り 遺跡を見終わった後、こちらのビデオで 家の作り方を見て、
古代中国建築のすごさに、かなり感動してしまいました(*^^*)

 

 

太い木で作った骨組みを

 

細い木で囲い

 

泥土を塗っていきます。

 

泥土で出来た家を・・・・

 

 

なんと、焼く!!

 

 

焼かれ泥土は陶器やレンガの様になって
強度が増します。

 

屋根をつけて完成☆
斬新すぎる、建築方法です\(^o^)/

 

 

展示棟には もっとわかりやすい模型がありました。

 

 

家の骨組みを作って泥土で固めている様子

 

土台が完成したら焼きの作業

 

 

完成した家に人が住み、人はまた家を作り、
集落はどんどん大きくなっていったようです。

 

 

ただし、昼夜問わず焼き続ける必要があったようなので、

 

毎日、集落のどこかは 火事の現場のようだったかもしれません。
結構大変そう😓

 

 

 

 

ビデオと展示を見た後に また改めて遺跡を見に行くと、

 

空洞になった骨組みの跡がはっきりとわかったり、

 

泥土を何度も塗った跡もわかったりして、
さらに見応えがありました。

 

 

 

今から5000年と言えば、日本は縄文時代で 竪穴式住居で暮らしていました。
同じくらいの時期に、中国では 陶器を焼くような方法で家が作られていて、
現代でも 5000年前の家の壁を 実際に見ることが出来るのが 
なんだか不思議な感覚です(*^▽^*)

 


現在のデザインでもおかしくない多彩な陶器の模様

 

 

展示棟の様子

 

 

展示棟は2階建てです。
2023年5月現在、正規の入り口は開放されていなくて、
1階の展示室4の矢印の場所から入ることになっていたので 
最初 見るルートがわからなくて 行ったり来たりしました。
(この地図は 正規の入り口前にありました(*^。^*))

 

 

4に入ったら まずは向かって右手に進み、

 

 

 

1の千年古村の展示室から見ていくと 時代の進みがわかりやすいかと思います。

 

 

 

大河村遺跡の特徴の一つは、高度な陶器の技術のようで、

 

 

多彩な模様の陶器が見つかっていることでも

 

 

有名なようでした。

 

 

こちらの器など、

 

 

現在の人がデザインして作りましたと言われても、おかしくないかもと思うような
複雑な模様と配色でした。

 

 

どんな人が作ったんかなあ♪

 

わかりやすく工夫された展示


博物館内の展示は わかりやすく工夫されていました。

 

 

 

こちらの遺跡ですが、

 

手前にあるガラス越しに見ると 説明書きが表示されました。
火を炊いている場所なども表示されるので、
古代集落の家の中の様子を 一気に具体的に想像出来るようになりました。

 

 

3LDK?なかなか良さそうな住まいです(≧▽≦)

 

 

 

 

 

こちらは、大河村遺跡の地下12.5メートルの断面の様子です。

 

 

 

何世代にわたって、人々が陶器を作って暮らし、

 

 

黄河の氾濫などで 徐々に住む場所が上にあがってきたのだなあと、
よくわかりました。

 

中国語がわからなくても、映像を見ているだけでも 
だいたいの様子を理解することが出来、楽しめました(#^^#)

 

 


博物館のある場所

 

さて、博物館のある場所ですが、

 

 

鄭州市の中心部からちょっと離れた、
中心部と黄河の間くらいのところにありました。

 

公共バス(263番、185番)で行く場合は、
最寄りのバス亭は『大河村博物館』です。

 

 

 

ただし、最寄りと言っても バス停から700メートル以上離れていました。

 

 

大通りから脇道に入って ひたすら真っすぐ歩きます。
先が見えないぞ~なんでこんな場所に博物館を作ったんや!って
思うかもしれませんが、古代の集落にあった場所に博物館を作ったので仕方なし(笑)

 

 

バス停から約15分歩いて到着。


ちなみの、帰りのバス停は 大通りの反対車線まで行かないといけません。
博物館から1.5キロ離れていたので 帰りは20分以上歩きました。

私達以外の見学者は みなさん車で来ているようでした。

 

ちょっと 不便な場所にありますが、
古代遺跡と陶器が好きな方にはおススメです🍀

 

 

 

◎最後まで読んでいただきありがとうございました(#^^#)

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