こんばんは。
21時現在の開封市、気温21℃ 湿度32%です。
よく晴れた良い天気の一日でした。
さてさて、
今日は山西省大同市観光の拠点にさせていただいた宿『琵琶老店客栈』を
ご紹介したいと思います。
琵琶老店客栈への行き方・入口がわかりにくいです~
琵琶老店客栈さんがあるのは大同市の中心部の城壁内、
食事をする場所も周辺に多くあり、九龍壁や華厳寺、善化寺にも歩いて行ける
とても便利な場所にありました。
九龍壁についてはこちらもどうぞ
↓
案内板もあるし、
アプリなどの地図でもすぐ出るので、
迷子にならずに到着できるはず♪
なのですが、入り口がとてもわかりにくかったです🍀
建物は見えてるのに、入り口はどこ??
迷う人が多いからか、建物に案内表示がありました。
直進して右に曲がるようです。
裏通りみたいな場所に
宿の玄関がありました(*^^*)
外国人も過ごしやすい宿
こちらの宿は、大同市の宿探しをしている時に、
中国人の方の評価も、外国人の方の評価も良いようだったので予約しました。
ちなみに、中国では、外国人は、中国国内に滞在する際 24時間以内に
自分の居場所を 居住地の管轄の派出所(公安・警察)に 届けなけれないけない
という 条例があります。
どこでも自由に宿を予約して良いわけではなくて、
外国人宿泊OKの宿を予約することが重要です。
でないと、予約していたとしても
行った時に宿泊を断られる可能性もあるのでご注意ください。
外国人宿泊OKの宿は、チェックイン後 宿の人が外国人臨時住宿登記を代理で行ってくれているはずです。
外国人臨時住宿登記についてはこちらもどうぞ
↓
こちらの宿は外国人の扱いに慣れているようで、
翻訳アプリを使ってのコミュケーションにもすんなり対応してくれました。
(英語を話せる人もいるようでした。)
宿のスタッフの方々から 宿泊している人のことを思った『おもてなし』の
対応を感じることが多々あって、
日本だと当たり前のことかもしれませんが、中国国内では 今まであまり
体験していない雰囲気だったので、
驚きとともに、とても快適に過ごさせていただきました。
館内は丁寧に掃除がされていました。
博物館の様な置物が色々あり、
私が気に入ったのがこちらの地図です。
地形が立体で表されていて、
ペルーやチリの地形が高い山で出来ているのがよくわかりました(*^。^*)
私達が宿泊したのは、窓有 シャワー・トイレ付きの
ちょっと広めのツインルームで、
朝食付き2泊で577元。(1泊は289元ほど)
1人当たり、1泊1食付き約2880円でした。
部屋によっては1泊一部屋200元~泊まれるところもあるようでした。
朝食の羊モツのジャガイモ麺(羊杂面)が美味しかった♪
朝食はバイキングでした。
あげパンや万頭。
(白ご飯は2日間とも出てこずでした。
山西省は朝にご飯を食べる習慣があまりないのかもしれません。)
ちゃんと写真を撮るのをわすれてしまいましたが、
この場所にあった 豆腐よう みたいなものを 万頭に塗って食べると
美味しかったです。
後で調べたら『腐乳』という食べ物だったようです。
くせがある味でしたが、それがくせになりそうでした(笑)
そして、羊杂面(羊モツの麺)。
羊杂面は山西省大同の名物のようで、壁に説明書きがありました。
こちらはバイキング場所には置いていなくて、宿の人が欲しいかどうか聞いてくれて
作って持って来てくれていました。
羊杂面は開封市でも食べることが出来ますが、麺が食べたことのない食感の麺でした。
大同市でとれたジャガイモで作った麺とのことでした。
羊モツは臭みがなく、うま味があり、
美味しかったです(*^^*)
中華朝食が苦手な方だと、もしかしたら、何も食べれるものが無いと
思ってしまうかもしれませんが、
中華朝食がOKの方だと 満足出来る朝食ではないでしょうか。
(食パンとバターとジャム、おいしいコーヒーも用意されていました。)
王昭君と琵琶老店
宿の歴史はとても古いようでした。
昔は馬の停める場所もあったようです。
何度も建てかえられたり、オーナーさんがかわったりしたようですが、
『琵琶老店』の名前は受け継がれてきたようです。
館内には女性の像と
琵琶が飾られていました。
部屋の模様にも あちこちに琵琶が使われていました。
後で調べてわかったのですが、こちらの女性は王昭君さん。
王昭君さんは、中国四大美女の一人といわれていて、
漢のお姫様のかわりに、政略結婚で、
モンゴル高原の遊牧民族「匈奴(きょうど)」の君主に
嫁ぐことになった人のようです。
王昭君は最後に泊まった漢の宿で琵琶を演奏しました。
そして、琵琶を宿の主人に渡し 祖国に別れを告げ匈奴へ旅立ちました。
平和のために嫁ぐ王昭君のことを思い、
宿の主人は宿の名前を『琵琶老店』と改名したという話が
こちらの宿に伝わっているそうです。
今は宿のすぐ裏が清真大寺(イスラム教のお寺)になっているので
琵琶の音ではなく、1日に何度かお祈りの声が聞こえてきました(*^^*)
◎最後まで読んでいただきありがとうございました(#^^#)