ぱきらの中国(河南省開封)生活

ぱきらの中国(河南省開封)生活

2021年6月~河南省开封市に生息中。日常のたわいもないこと、中国情報などを気ままに書いていきたいです(*^^*)

3週間前からコロナはただの風邪☆中国河南省開封市で生活するには180度の思考の切り替えが必要でした💦

こんにちは。

 

15時現在の開封市、気温4℃ 湿度18%です。
青空が広がってとても良い天気です。

 

さてさて、


この話は、中国全体の話ではなくて、
開封市という、中国の中では小さめの一都市(と言っても人口は550万人います)の話と思って読んでください。


12月初旬からの 開封市の様子を振り返って、
今だから こうだったんだろうなあと わかることなどを 
書いていきたいと思います。

 

 

3週間前から、開封市ではコロナはただの風邪だった


20日に見た 日本のニュースの中で、
コロナ陽性者でも 軽症者なら出勤可能にしたと発表した
中国の都市があることを知りました。


ヤフーニュースの記事はこちら

news.yahoo.co.jp

 

 

「コロナはただの風邪だ~」と言った中国の専門家の方のニュースも 見かけました。


記事はこちら

news.yahoo.co.jp

 

この情報を見た人の中には、「先月までゼロコロナしてたのに、そんなアホな~💦」と
思う人が多いと思います。


でも、中国河南省開封市では 約3週間前からすでに
『コロナはただの風邪』としないと 社会が成り立たない状態だったようで、

 

多くの開封市民は一瞬で  コロナ=ただの風邪だったを 
受け入れていたようです。


コロナがただの風邪になった経緯


開封市民全員PCR検査が最後にあったのは12月3日だったと思います。


その後、今後はPCR検査やりませんなど なにも連絡がないまま日がたち、
12月7日に突然に コロナの規制が緩和されました。
濃厚接触者などの集団隔離施設も12月8日で次々終了したようでした。

 

12月8日ごろから、中国版ティックトックの投稿で 
熱が出たよの投稿が 急に増え始めました。
市民全員検査しなくなった 12月3日以降に 熱を出していた人たちも
多そうでした。
12月初旬、開封市ではコロナの感染拡大が始まっていたと思います。

 

抗原検査をしたという動画のコメントには、
どこで手に入れたの?売ってくれ~の声であふれていました。


急な政策の方向転換により、小区のPCR検査は無くなり、
PCR検査ステーションの数も激減。
市民の数に対して開封市の病院の数は全く足りていないので、
病院でPCR検査をするのも簡単ではありません。
抗原検査薬もすでに手に入らない状態。


もしもの時のことを考えて 抗原検査キッドを自宅にストックしていた開封市民は、
極々少数だったと思います。我が家も持っていませんでした。
仮に持っていたとしても、大多数の人がコロナ検査が出来ない環境では、
今の現状と なにも変わってなかったはずです😅

 

コロナの疑いがある場合はどうすればいいか、
コロナが治って復帰するタイミングなど、
開封市のルールや お店や会社のルールなど、なにも決まって無い状態での
急速なコロナの規制緩和。

 

とある社員「熱が出ました。」
とある会社「コロナだったら7日間自宅待機してね。」
とある社員「抗原検査薬持ってないので調べられませんが、
      たぶんコロナなので休みます」
とある会社「了解です」

 

 

コロナ検査はしてないけれど、たぶんコロナだろうと思われる人が続出。

 

さて、こんな時 もし私が とある社員 だったとすると、
コロナ感染した時と同様に他者にうつすかもしれないことを考えて、
7日間は出社しないようにすると思います。

 

でも、開封市内では ここで不思議なことが おきたようです。

 

熱が続くけど検査薬が無い→検査出来ない
検査出来ない=コロナじゃないじゃないか?
(そんなわけないやろ!!)

 

コロナじゃないんやったら平熱になってしんどくなかったら
会社行っても良いんじゃないか?
(行ったら菌まき散らすやろ!!)

 

会社:熱下がったら会社来ても良いよー。
(えっ、なんでなん?(@_@))

 

先月までは、濃厚接触者の濃厚接触者まで コロナ感染拡大リスクのおそれで
2週間隔離していたのに、
熱が出た後 平熱になったら3、4日で社会に復帰する人が続出。

 

日本だと、明日からコロナは風邪と同じ対応ですってなったとしても、
こんなに急にすぐ切り替えれたりは しない気がします(*^◇^*)

 

熱が出た人を中心に、放射線状ドミノ倒しのように次々感染(^▽^;)


『たぶんコロナだろう』と思う人が、
感染力をもったまま社会活動をするとどうなるか。

 

最初は1人で寝込む姿の多かった中国SNSから見る開封市の人々の様子が、
すぐに、家族6人が全員熱!など 家族で寝込む様子にかわっていきました。


12月中旬あたりの開封市は、スーパーやショッピングモールも人が少なく
道路にも人が少ない状態でした。


感染しないように外出をひかえているのか、家族で闘病中なのかわかりませんが、
夜になると、周囲のマンションの窓の明りがとても明るくて、
在宅率が高いのがわかりました。


その人たちが ちょっと熱が下がって元気になったら また普通に生活をします。

 

職場で熱で休んでいた人が、3、4、5日で職場に戻って来ます。


12月初旬に 熱が出た人の近くにいた人がパタパタと放射線状に熱で倒れていき、
12月中旬には 職場全員がいったん風邪をひいて、全員が復帰完了している職場も
あったとかなかったとか。


熱出た人が休んでて、出勤した日に また熱が出て早退した・・・・という話も
聞きました。もう無茶苦茶です^_^;


1人が10人に、10人が100人に、100人が10000人にと、
感染のスピードは、想像の何倍も速かったと思います。

 

ぱきら家も風邪をひきました

           
12月15日 午前  ぱきら・夫ともに平熱  夫は出社     

12月15日 午後  ぱきら 腰の激痛・舌の違和感   熱38.2
           夫   鼻の痛み 

 

熱が出たのがわかった時には、すぐにコロナを疑いました。
もしコロナになっても 軽症では病院には行かず 家にある市販薬で 
乗り切ろうと 前々から夫と話していたので、市販薬で対処。

 

とはいえ、

8月に日本に一時帰国していた時のように
やり過ぎかと思うくらい徹底してコロナ感染対策をしていたので、
コロナになることは そうそうないだろうと思っていました。


やり過ぎかと思うくらい徹底したコロナ対策に関してはこちら

tpakira.hatenablog.com

 

 

近々の外出は 鷺を自転車に乗って見に行ったのと、スーパーに行ったことでしたが、
人との接触がほぼ皆無だったのでコロナに感染する可能性のあることがあてはまらず、

外から持ち込むスーパーの袋とか スマホの画面なども消毒したりしてたし、
覚悟はしてたけど、どこから持ち込んでしまったのか見当がつかずでした。


夫は
「いつ誰がなってもおかしくない状況だよ、
会社は菌だらけなので、マスクとか服とか弁当箱とかにもついてただろうし・・・」
と慰めてくれましたが、

(菌がついてるのがわかってるんやったら、言うなり自分で消毒するなりして!
家にあったら落ちてたマスクとかも普通に手で拾っちゃってたよ😢)

 

人と接する機会が圧倒的に多い 夫の方が先に感染すると思いこんでいたので、
感染リスクの無いはずの自分が感染してしまい、
情けないし 申し訳ないしで すごくショックでした。

 


          
12月16日 午前 ぱきら 37.3    夫  平熱なので出社
       午後 ぱきら 39.6    夫  37.4


この時の私はまだ 開封市のコロナは もうただの風邪になっていることを
知らなくて、


濃厚接触者の夫が出社して良かったのか??
夫の会社の人にコロナを広めてしまってるのでは??
と悶々としていました。

 

夫と生活スペースをわけて、自分の使ったものは全部消毒、
家でももちろんマスク・・・っと、
フラフラになりながら夫にうつらないように気をつけているのに、
夫は家ではマスク無しで通常通りに生活。

熱が出た夫が、熱が下がったら会社にすぐ行くと言いだすし、
夫の行動がよくわからず 不信感がつのりました。


12月17日  ぱきら 38.3~39.2  
        夫   37.0~38.0


朝、夫への不信感が大爆発。


夫からすれば12月上旬から周囲に次々熱の人があらわれて、
熱の出てる人がいる中で 仕事をしないといけない時もあったりで、

自分の出来る限りの感染対策(マスク・手指の消毒など)はするけれど、
そんな物では防げないほどの大量の菌が 周辺にあるんだろうなという
感覚だったようで、

『コロナはただの風邪』と思って無いと 仕事に行くことも出来ない状況で、
自身がかかるのも時間の問題と思っていたようです。


土曜日の夫との話し合いで、やっと私も『コロナはただの風邪』と 
180度の思考切り替えをすることにしました(*´▽`*)

ただし、 

ただの風邪だけど、重症化リスクのある高齢者さんや、妊婦さん、子供さんの近くには
行かないこと! 大事!! 

 

 


私達が、風邪ひきでも病院にかけこむ時の基準にしたのが、

 

 

パルスオキシメーターの数値です。
(中国渡航の隔離ホテル生活での感染を考慮し、我が家は各自1個持っていました。)

 

酸素飽和度が95%を切ったら病院に行く準備を始め、
90%以下なら救急で行こうなど、
シミレーションしていました。

 

 

12月18日  ぱきら 36.8~38.3
        夫   微熱


12月19日  ぱきら36.8~37.7
        夫   微熱


12月20日  ぱきら  微熱
        夫   平熱 出社


12月22日現在、私も夫も平熱。
私は のどの痛み、咳、舌の違和感、怠さは まだあり。
夫は ニオイと味がわかりにくくなっているようです。 

 

夫はすでに出社して、日常生活に戻っていますが、
私は今日までは自宅にいようと思っていたので、
ここ1週間は外に出ていません。
(夫が外出しているので無意味かもしれませんが・・・・もう気分的なものです🍀)        

 

集団免疫を早く作って 重症化リスクのある人を守りましょう??


開封市では、開封市民550万人のうち、なんとなくですが、
もう半数以上は 感染後復帰済みの様な気がしています。


12月中旬ごろは、窓から見える交差点は 車も人も少なくひっそりしていましたが、
今週あたりから 急激に、活気が戻り始めたようです。

 

 

12月15日から 開封市の中心部の観光地、清明上河園が無料開放されたようで、

 

 

熱が下がった人達でにぎわっているようです(*^^*)
ここ2年間で、一度も見たことないような 人混みのようです。

 

 

他の地域から高速で3時間かけて、清明上河園に来た人もいるようで、

 

 

開封市の観光地が活気づくのはうれしいです。

 

これから、年明け春節までの間に、
家の中で閉じこもって外部と接触の無かった人以外は
ほぼみんな 感染するのではないでしょうか・・・・。


今回の、急なコロナ対策の方向転換からの、急激な感染拡大は、

『重症化リスクの少ない人(高齢者・妊婦さん・子供)以外は、
積極的に風邪(コロナ)にかかりましょう。
集団免疫を早く作って 重症化リスクのある人を守りましょう』

としか思えませんでした。

 

コロナは集団免疫が出来にくいって聞くけど、出来るかな?
数ヶ月なら効果はもつのかなあ。

 

 

 

こちら 本日の開封市でのコロナ発生状況のグラフです。
12月17日以降 ずっと更新されていません。
17日までのデータも、ずっとゼロのままです。

 


開封市では、コロナはただの風邪。
コロナの後遺症が出たとしても
死ぬ以外は すべて軽症(*´▽`*)

 

今回の緩和が無かったらと ふと考えることがありますが、
コロナ規制緩和がなければ、夫の小区の封鎖解除は 
まだまだされなかったはずでした。

 

夫と会えたのが 年明けになったのか、春節後になったかもしれません。
夫が自宅に戻ってこれたのはうれしかったです。

 

夫が帰宅した時の記事はこちら

tpakira.hatenablog.com

 

とにかく、開封市で 亡くなられる方がでず、
後遺症もなく 軽く感染して終了であってほしいです。

 

 

 

 

◎最後まで読んでいただきありがとうございました(#^^#)

にほんブログ村 海外生活ブログ 中国情報(チャイナ)へ
にほんブログ村