ぱきらの中国(河南省開封)生活

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2021年6月~河南省开封市に生息中。日常のたわいもないこと、中国情報などを気ままに書いていきたいです(*^^*)

1000年以上前に煉瓦で作られた敦煌西晋壁画墓に行った帰りに親切な中国の人達に助けられた話☆敦煌旅行記10

こんばんは。

 

19時現在の開封市、気温33℃ 湿度77%です。
もあっと暑い1日でした。

 

 

さてさて、


今日は敦煌西晋壁画墓に行った帰りに遭難(?)しかけたことについて
書きたいと思います。

 

 

敦煌旅行記についてはこちらをどうぞ

tpakira.hatenablog.com

 

敦煌西晋壁画墓

敦煌旅行の5月3日は 事前に予定を決めていませんでした。

午前中に鳴砂山を楽しんだ後、
次にどこに行こうかと考えた時に
敦煌到着初日に敦煌博物館でレプリカを見た
『敦煌西晋壁画墓』の本物を見に行ってみることにしました。

 

 

 


敦煌西晋壁画墓は、敦煌駅と敦煌市中心部の間にあるようでした。
行った人の評価も良いようでした。

 

公共バスのルートもあるようだったのですが、
時間がかかりそうだったので、タクシーで行くことにしました。

 

 

そうして、到着したのがこちらです。
荒野の真ん中に ポツンとこの建物だけがありました。
ここでほんまにあってるの??

 

千年の歴史 西晋壁画墓の文字が見えました。
ここで大丈夫みたいです(*´▽`*)

 

 

こちらでチケットを購入するようです。

 

 

建物に入ると 人が出てきてチケットを売ってくれました。

 

建物内にはパネルの展示や、お土産物などもあるようでした。

 

 

 

今から案内するよ~みたいな感じで
外にいる案内人さんについていくようにうながされました。


私達以外にも見学者が何人かいるようでした。

 


1つ目のお墓

 

私は なんとなく仁徳天皇陵などの古墳をイメージしてここに来ていたので、
この状況がよく飲みこめませんでした。
レンガのお墓らしきものは どこにも見えません💦

 

えっ!?

 

 

地面に吸い込まれていく人々。

 

 

 

ここがお墓の

 

入口だったようです😲

 

階段が下へと続いていきます。

 

 

 

階段の下までやってきました。

 

案内人さんが懐中電灯で光を当ててくれる場所だけが
良く見えました。

 

 

1つ目のお墓の内部・見事なレンガ壁画

 

お墓の主は もういないようです。
写真や動画は自由に撮って良いようでした。

 

 

 

踊る人

 

山羊かな。

 

 

普通のレンガと絵が描かれたレンガとが

 

頭上に

 

積みあがっていました。

 


案内人さんの説明は中国語だったので、
この時は 何を言っているのか よくわかっていませんでしたが、
後で調べると このお墓は 漢時代の商人のお墓だったようです。

 

お邪魔いたします。

 

腰をかがめて入ります。

 

中には10人くらいが入れる空間がありました。
ここに木の棺があったようです。

 

低い位置に小さな横穴などもありました。
説明してくれましたが この時はよくわかりませんでした。
懐中電灯の光が無いと 真っ暗で、
横穴があることも気がつきません。

 

 

壁を見てくださいと案内人さんが言いました。

 

万頭(蒸しパンみたいなもの)を作ってる絵が描かれていました。
四コマ漫画の1コマみたいな絵です。
お墓の壁に こんなのが画かれているなんて、楽しいかも。

 

そろそろ出ます。

 

振り返ったら こんな感じでした。

 

外に出ました。
太陽がまぶしかったです。

 

この下に あの大量のレンガが埋まってるなんて
全然わかりません。

 


2つ目のお墓

 

 

次はこちらです~と案内人さん。

 

 

さっきのお墓よりも通路が広いです。

 

 

お邪魔します。

 

長い階段が続いていました。

 

 

階段下まで到着。

 

このお墓が敦煌博物館にレプリカがあった西晋壁画墓でした。


莫高窟が作られ始めるもっと前の 
西晋時代に作らたお墓で、
男女2名が埋葬されていたようです。

 

 

 

 

 

博物館にあったレプリカの西晋壁画墓

 

 

 

本物の西晋壁画墓
頭上のはるか上の方まで積まれたレンガの迫力に
圧倒されました😄

 

 

 

 

階段を降りるまで、案内人さんは後ろから
懐中電灯の光を広めに照らしてくれていたのですが、

 

説明のために前の方にやってきて、
見せたい対象だけに光量を絞って説明しはじめると、
懐中電灯を照らしているところ以外は暗闇になりました。

足元も何も見えません。
正直 かなり怖かったです😅

 

アーチ状のレンガの奥の矢印の所あたりに
もう1つアーチ状のレンガの入り口があるはずなのですが、
光が当たらないと 全く見えませんでした。

 

博物館では真正面で見ることが出来た壁画レンガでしたが、
本物は真下から見上げるか、

 

階段に登って ちょっと離れて見るかでした。

 

 

踊る人

 

肉眼では細かいところまでは 見えにくかったです。
壁画煉瓦をよく見たい人は、双眼鏡やズーム機能が付いたデジカメがあった方が
良いかもしれません。

 

古代のお墓は家みたい

 

お墓の奥に入ってきました。
お隣のお墓と同じように、10人ほどが立てる場所がありました。

 

 

ガイドさんの懐中電灯だけでは暗いので、
みなさん、個々に携帯のライトなどで足元を照らし始めました。

 

天井

 

 

 

壁に絵が

 

画かれていました。

 

 

良いお顔をしています。

 

 

このお墓にも横穴が2つありました。

 

 

こちらは なんと台所だそうです😲

 

そして、反対側にあった横穴はトイレだそうです\(^o^)/
天井に穴が開いてるそうで(臭気を逃がすためか?)、
みんなで交代で確認中。

 


台所があって、トイレがあって、寝室があって、
寝室には素敵な画が飾られていて、
ところどころのレンガにはアクセントで絵が描かれていたり・・・・
これはお墓というより 家かもしれません(*^◇^*)

 

 

この家、残念ながら泥棒被害にもあってるそうです。
天井付近には人が一人 くぐれるくらいの穴が開いていました😅

 

お邪魔しました。

 

 

そろそろ外に出ましょう。

 

お墓を見たというよりも、お宅訪問した気分になりました(*^^*)

 

西晋壁画墓
正式名称は『西晋画像砖墓』だそうです。
1983年に泥棒によって発見されたようです。
(それまでも、何度も泥棒に入られたり、人が住んでいた形跡があるようですが・・・・)

 

 

何故レンガに絵が描かれているのかは よくわかりませんでしたが、
亡くなられた方への 寄せ書きみたいな感じで画いたのかなあ。

 

 

色々なラッキーな偶然が重なって、
1000年以上前のお墓が崩れることなく残っていて、
今もここで 本物を目にすることが出来るのだと思います。
大事に管理をしている方々がいることに感謝です。

 

ご興味のある方は是非 訪れてみてはいかがでしょうか?

 

親切な中国の人達に助けてもらう


さて、

見学を終えた私達は ホテルへ戻ろうかと思い、
ネットアプリを使って帰りのタクシーを呼びました。
が、タクシーがなかなか オーダーをとってくれず
つかまりませんでした。

敦煌駅と敦煌市中心部に近いので、
タクシーは呼んだらすぐに来てくれるかと思っていたのですが、
どうやら違ったようです( ;∀;)

 

 

こちらのタクシーは別の見学者の方がチャーターしていたタクシーのようです。

 

 

一応、バスでも敦煌市中心部に行けるようですが、
大通りのバス停まで 徒歩3.6キロとのこと😨。

 

 

「しゃーない、歩こう」と夫。

 

遠ざかっていく西晋壁画墓の事務所。

 

 

歩きます。

 

歩きます。

 

歩きますよ~~。

 

5月2日に漢代長城に行く途中の車の中で 車窓から荒野を眺めながら、 
シルクロードの旅を味わうために 何も無い荒野も歩いてみたいなあと 
ふと思ったのですが、

 

こんなところで、夢がかなう_| ̄|○

 

 

ちなみに、このあたり一帯は
今も墓地のようです。
この看板は、『紙銭を散らかさないでね』なのかな。

 

 

紙銭についてはこちらもどうぞ

tpakira.hatenablog.com

 

 


こうして、歩いていると 後方からタクシーがやって来ました。

 

 

 

 

そして、すれ違う時に停まってくれて、
なんと 乗っけてくれました😲

 


タクシーの中に乗っていたのは2人の学生さんでした。

前方を歩いている 怪しい私達が気になって 
タクシーを停めてくれたようです。

 

学生さん2人は タクシーをチャーターして西晋壁画墓を訪れていたようでした。
私達と一緒にお墓の案内を受けていた方々やったかもしれませんが、
暗くて 他の人のことは ほぼ見れてなかったので わかりませんでした。

 


途中で曲がり角があり、
学生さん達は 曲がった方向に行く予定だったようですが、
私達が 大通りのバス停前まで行きたいと知り、
バス通りまで予定の道をそれて 行ってくれることになりました😭

 

かなり暑かったし、午前も午後も観光して疲れが出ていたころやし
あのまま歩いていたら 道に迷ったりして 下手したら遭難してたかもしれません。
学生さんとタクシー運転手さんの親切に 助けられました。

 

 

あっという間に大通りに到着\(^o^)/
本当にありがとうございました。

 

そして、大通りで地図上でバス停がある位置を探しましたが見つからず、
バスは たぶん、初日に敦煌駅から乗った市内へ行くバスに
手をあげてアピールし停まってもらい 乗せてもらうのだと理解。

 

市内に向けてスピードをあげて大通りを爆走するバスが 
道路脇で手を振る人に ちゃんと気がついてくれるかなあ(^▽^;)

 

ネットアプリでタクシーを呼んで市内のホテルまで戻ることにしました。
大通りまででると、タクシーはすぐにつかまりました🍀

 

 

西晋壁画墓へは、自家用車かチャーターしたタクシーか、
ツアーなどで連れてきてもらうのが 正解だったかもしません😅


敦煌郊外への観光は帰りの足の確保が大事です。

 

 

 

◎最後まで読んでいただきありがとうございました(#^^#)

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