ぱきらの中国(河南省開封)生活

ぱきらの中国(河南省開封)生活

2021年6月~河南省开封市に生息中。日常のたわいもないこと、中国情報などを気ままに書いていきたいです(*^^*)

黄色の紙幣(紙銭)を燃やして ご先祖様へ札束を送金≪中国開封市の清明節の様子≫

こんばんは。

18時現在の開封市、気温25℃ 湿度39%です。
良い天気の一日でした。暑かったです(*^^*)

 

さてさて、

 

本日は紙銭について書きたいと思います。

 

 

清明節が近くなると出現するお店


今日は『清明節』という中国の祝日でした。

夫の会社は昨日もお休みだったので、土日と合わせて4連休だったのですが、
コロナ蔓延防止策強化の影響で 開封市から出ることが出来ず、
連休中は 開封市内をウロウロしていました。
(開封市から出たら 健康コードの色が変わって、
しばらく自宅隔離になるそうな(*´▽`*))



うろうろ中に見かけた光景が、

 

f:id:tpakira:20220405194238j:plain

お店の前

 

f:id:tpakira:20220405194247j:plain

道路脇

 

f:id:tpakira:20220405194250j:plain

木の下

 

f:id:tpakira:20220405194216j:plain

横断歩道の上

 

f:id:tpakira:20220405194213j:plain

いや、さすがに この場所で商売はまずいやろ~~~。
大型トラックが 車線変更しないといけなってました(*^◇^*)

 

皆さん、いったい何を売っているのでしょうか??

 

 

ご先祖様への送金方法

 

 

f:id:tpakira:20220405194729j:plain

売っているのは、紙銭とよばれる黄色の紙の束です。

 

f:id:tpakira:20220405194722j:plain

これは、紙幣を模しているようです。

 

清明節は、お墓を掃除して、ご先祖様へのお参りをするという風習が
中国にはあるようなのですが、

 

f:id:tpakira:20220405194710j:plain

この紙銭を燃やす風習もあるようです。
黄色の紙幣を子孫が燃やすと、あの世のご先祖様に届くらしいです。

 

f:id:tpakira:20220405194714j:plain

すごい札束!
あの世換算で 何円くらいなんやろうか。

 

f:id:tpakira:20220405194727j:plain

黄色い紙幣以外にも、本物のお札に似た物も売られているようでした。

 

f:id:tpakira:20220405194719j:plain

こちらは、燃やし用の服です。
服も燃やせば、ご先祖の元に届くようです。

 

支払いは電子マネーでもOK♪

 

f:id:tpakira:20220405195005j:plain

こちらの束には、数字が書いてありました。
値段だとすると、一束 約230円~500円くらいでしょうか。

 

f:id:tpakira:20220405195009j:plain

現世でのお支払いは、最近はどこもかしこも

 

f:id:tpakira:20220405195012j:plain

電子マネーでもOKのようです(*^▽^*)

 

春節中の黄河近辺にて


実は私は つい最近まで 紙銭のことを知りませんでした。


2月3日の春節中に 黄河を見に行った際、

 

f:id:tpakira:20220405195120j:plain

黄河手前の村の近くで見かけたこちらの焼け跡を

 

f:id:tpakira:20220405195125j:plain

最初、爆竹の跡かと思っていました。


そして、

 

f:id:tpakira:20220405195132j:plain

これは何かな??

 

f:id:tpakira:20220405195116j:plain

何か売ってる・・・・・

 

村の近くの売られていた黄色い束も、
何かわかっていませんでした(*´▽`*)

 

黄色い束は燃やすものだと知ったのは、黄河の浮橋見学を堤防でしていた時に、


浮橋についてはこちらもどうぞ

tpakira.hatenablog.com

 

f:id:tpakira:20220405195141j:plain

後ろにいたお2人が、

 

f:id:tpakira:20220405195144j:plain

黄色い束を

 

f:id:tpakira:20220405195147j:plain

燃やし始めたのを見た時です。

 

f:id:tpakira:20220405195105j:plain

この時周辺を見渡すと

 

f:id:tpakira:20220405195108j:plain

あっちでも

 

f:id:tpakira:20220405195135j:plain

こっちでも

 

f:id:tpakira:20220405195150j:plain

堤防の上で黄色い束を燃やしている人達を 見かけました。

 

f:id:tpakira:20220405195138j:plain

燃やした跡

 

帰宅して、ネットで調べて


黄色の束は、『紙銭』と呼ばれるもので、
春節や清明節などに、紙銭を燃やす習慣があることを知りました。

 

清明節当日の開封市内にて

 

f:id:tpakira:20220405195541j:plain

あちらに燃やした跡があります。

 

f:id:tpakira:20220405195539j:plain

こちらの方は、

 

f:id:tpakira:20220405195536j:plain

燃やし中のようです。
(橋の上です)

 

f:id:tpakira:20220405195545j:plain

向こうでも煙が上がっています。

 

みなさん、ご先祖様に送金しているんやな。

 

実は、紙を燃やす行為が環境汚染につながる可能性があることから、
供養の方法を紙銭を燃やすことから 花を供える方法に換えよう という動きが
近年 あるようです。


2022年の開封市では、町中で黄色い札束を燃やしている方を見かけましたが、
この風習は 近いうちに見られなくなるのかもしれません。

 

 

 

◎最後まで読んでいただきありがとうございました(#^^#)

にほんブログ村 海外生活ブログ 中国情報(チャイナ)へ
にほんブログ村