ぱきらの中国(河南省開封)生活

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2021年6月~河南省开封市に生息中。日常のたわいもないこと、中国情報などを気ままに書いていきたいです(*^^*)

青海チベット鉄道(青蔵鉄道)から標高5068m世界で一番高い場所にある駅『唐古拉(タングラ)』を眺める☆2023国慶節チベット旅行記11

こんにちは。

 

12時半現在の開封市、気温23℃ 湿度47%です。
良い天気です。

 


さてさて、


今日は拉薩から西寧へ青蔵チベット鉄道で移動した時の続きを
書いていきたいと思います。

 

前編はこちらをどうぞ

tpakira.hatenablog.com

 

 

草原から雪山へ

 

 

拉薩市を出発してから数時間は、
列車は草原の中を進んでいきました。

 

黒く見えているのはヤクです。
ヤクは、偶蹄目ウシ科ウシ属に分類される偶蹄類。

 

 

バスの中で聞いたチベット人ガイドさんの話によると、
チベット語では『ヤク』はオスのヤクだけを示す言葉で、
メスは『ディ』と呼ばれるそうです。
なので 「ヤクのミルクで作ったヤクのチーズは美味しいなあ」 という言い方は、
チベット人の中だと 奇妙な表現になるようです。
(ヤクはミルクを出さないはずなので・・・😄)

 

 

私にとってヤクは チベットに来るまでは 馴染みの無い動物でした。
ですが 後で調べて知ったのですが、
ヤクの尾毛は日本では昔から装飾として重宝されていたようで、
兜に取り付けられている毛がヤクだったようです。

映画などで見かける 幕末の長州や薩摩の指揮官がかぶっていた白毛や赤毛の
モコモコ帽子もヤクの毛。
歌舞伎の連獅子などで使われるカツラもヤクの毛。

気がつかないうちに 日本でもヤクの毛を目にしていたようでした(*^◇^*)

 

車窓から見えたのはヤクの群れの他に 
羊やヤギもよく見かけました。

 

白い粒粒が見えます

 

山に白ごまをふりかけたみたいでした。

 

 

 

カーブを曲がる時は先頭車両や後部車両がちらほら見えました。

 

 

措那湖(ツォナ湖)を過ぎたあたりから

 

 

雪山が見えることが多くなりました。

 

列車はぐんぐんと標高を上げていきます。

 

線路の近くでも雪が見えるようになってきました。

 

 

標高は4922m。

 

 

行きにこの辺りを通った時は 深夜だったため
雪がこんなに近くにあったことに 気がついていませんでした。

 

青海チベット鉄道(青蔵鉄道)は、出発する駅、出発する時間帯によって、
全く違った景色が見えると思います。
たぶん 季節によっても違った景色が見えるはずで、
何度乗っても 面白い列車なのかもしれません。

 


行きで見れた景色はこちら。
今回の列車では夜に通過する場所だったため この景色は見れません。

tpakira.hatenablog.com

 

 

 

雪はどんどん深くなっていきました。

 

銀世界。

 

雪山がこんなに近くに見えます。


世界で一番高い場所にある駅『唐古拉(タングラ)』を眺める


もうそろそろ 世界で一番高い場所にある駅『唐古拉(タングラ)』を
通過するころです。

 

チベット鉄道に乗って私のやりたかったことに、
唐古拉駅名のプレート撮影がありました。


ただし通常の列車は唐古拉駅で停車しないため、
一瞬で通過してしまうはずです。
駅だと気がついてカメラをかまえたころには通過している可能性大。

 


まず、唐古拉駅を何時に通過するのかわからなかったため、
高度計や列車の位置情報で通過時間の予測をたてました。

 

そして スマホカメラを胸のあたりに構えて
人工物が見え始めたら 連写しまくることにしました。

 

デジカメだと 窓ガラスの汚れにピントが合うことが多いので
この場合はスマホカメラがおススメです。
(何度か別の通過駅を同じ方法で撮影して確認済み)

 

 

 

15時43分 駅っぽいところを通過しました。
雪の原野に突然駅が出現した感じ。
あっという間に通過したので 肉眼では駅名までは
はっきり確認できませんでしたが ちょっと感動。

 

さて、連写した写真に 駅名のプレートは写っているでしょうか。

 

確認してみます。

 

 

列車が進んでいきます。

 

建物が見えました。

 

 

おっ!

 

駅名 撮れていました\(^o^)/

 

 

15時44分 標高5068mの唐古拉(タングラ)駅を通過

 

駅舎

 

ちなみに この駅は鉄道のメンテナンスなどの時に使われるようで、
通常乗客が降りることは無いようです。

 

チベット鉄道の車両内は 標高が上がっても 
通常は 標高3000mにいる状態くらいに気圧が調整されているようです。
もし この駅で停車し 扉を開ければ
乗客は 標高3000メートルから急に標高5000メートルにいくことになり、
高山病を発症する人が続出する可能性があるのだとか。

 

ホームが続きます

 

 

続きます

 

そしてまた 雪の原野が広がりました。

 

 

 

標高5000m地点ではパンはパンパンでした。

 

 

振って遊べます。

 

 

パンの変化についてはこちらもどうぞ

tpakira.hatenablog.com

 

 

 

働く車達

 

チベット鉄道と平行して国道が走っている場所がいくつもあり、
車の姿を何度か目にしました。

 

 

何かを輸送している 働く車が多かったです。

 

こちらのトラックはトラックを運んでいます。

 

 

荷物の上に車を乗っけて輸送中?

 

 

とにかくすごい景色の場所を

 

 

走っていっていました(*^。^*)

 

 

実は、チベット旅行から戻って来てから 
ラサから通販で購入した品物があったのですが、
輸送ルートを確認すると ラサから開封市までは 
このルートを通ってやってくることがわかりました。

 

 

高山病や自然の猛威など かなり過酷な旅路のはずです。


 

輸送をになっているドライバーさん達に感謝。

 


西寧市に到着、そして開封市へ

 

車窓から

 

 

思い思いに景色を楽しみます

 

 

車窓から

 

 

18時22分 窓が曇ってきて景色が見えにくくなって来ました。

 

 

と思ったら天気が急に荒れ始めた?

 

 

19時06分  お天気は落ち着いたようです

 


日の入りは20時近いころやったと思います。
暗くなるまで景色を楽しみました。

 

 

そして寝た。おやすみなさい☆

 

 

 

翌朝早朝 ペットボトルが気圧の変化でペタンコになっていました。
標高がかなり下がったことがわかりました。

 

5時55分ごろ 予定時刻よりちょっと早く西寧駅に到着しました。

 

 

記念撮影を頼まれる夫

 

 

 

この後、西寧9:45→蘭州西11:00
蘭州西12:11→鄭州東17:41
鄭州東18:43→宋城路(開封市)19:18
と乗り継いで 開封市まで戻って来ました。

 


これでチベット旅行記は終了です🍀

最後まで読んでいただきありがとうございました(#^^#)

 

 

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