ぱきらの中国(河南省開封)生活

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2021年6月~河南省开封市に生息中。日常のたわいもないこと、中国情報などを気ままに書いていきたいです(*^^*)

『酔生夢死』中国語ではもしかして良い意味なのか?(*^◇^*)河南省開封市の焼肉屋さんの看板にちょっと驚いた話

こんばんは。

 

20時現在の開封市、気温24℃ 湿度52%です。
曇りの一日でした。

 

さてさて、

今日は とある焼肉屋さんの看板に驚いた話を書きたいと思います。

 

 


焼肉屋さんの看板

 

こちら、先日 歩いていた時に見かけた焼肉屋さんなのですが、

 

目に入った看板にちょっとビックリしてしまいました。

 


死ぬ?夢?生(ビール)に酔う??
物騒な看板だあ😲


酔生夢死(すいせいむし)


後で、これは『死夢生酔』と読むのではなく、
『酔生夢死(すいせいむし)』と読む 四文字熟語だとわかりました。


意味をネット上で調べてみると、
何もせずに、むなしく一生を過ごすこと や、
生きている意味を自覚することなく、ぼんやりと無自覚に一生を送ること や、
酒に酔ったような、夢を見ているような心地で死んでいくことから 
無意味に一生を送ること などが出てきました。


なんだか、とてもマイナスな感じの言葉のようです。
なんで こんな言葉を お店の入り口に飾ってあるの!?


酔生夢死、中国語では良い意味なのかも??

日本語での意味は マイナスっぽいけれど、
もしかして、中国語では 良い意味になるのかもと思いました。

 

もうちょっと調べていくと 酔生夢死は、
中国の北宋時代に活躍した程顥という学者さんの言葉からきていることが
わかりました。


程顥さんは『程子語録』のなかで、
「雖高才明智、膠於見聞、酔生夢死、不自覚也」という言葉を
書き残しているようです。


日本語だと
「どれだけ才能あり頭が良くても 見たり聞いたりにとらわれたままでは、
無自覚のまま無駄に人生をおくり 何も残さず死んでいってしまう」
という意味だそうです。

 

ここから酔生夢死という言葉が浸透しはじめたようですが、
中国語でも 良い意味としては 使われてはいないようでした😓

 

焼肉屋の店主さんが 入り口にこの言葉をかかげている意図は
一体何なのでしょう。
開封市が栄えた北宋時代に活躍した程顥さんのファンなのかなあ。


もしかしたら マイナスな物事も 逆転にとらえようってことで、

酒に酔ったり、夢をみたりと ふわふわしながら死んでいくのも良いじゃないか。
今が楽しければ 何も残らない人生でも良いじゃないか。
一時だけでも肉を食べて楽しく飲もうぜ♪
欲に忠実になろうぜ~♪

と思っているのかもしれません。

 

 

なぜなら、店名は『肉欲焼肉』でした(≧▽≦)ノ

 

(すべて勝手な想像です(*´▽`*))

 

◎最後まで読んでいただきありがとうございました(#^^#)

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