ぱきらの中国(河南省開封)生活

ぱきらの中国(河南省開封)生活

2021年6月~河南省开封市に生息中。日常のたわいもないこと、中国情報などを気ままに書いていきたいです(*^^*)

中国帯同ビザと招聘状 -ただ 家族が一緒に暮らしたいだけなんですが-

こんにちわ。
16時現在、開封市の外気温31℃、湿度は54%。良い天気です。
室温25℃、湿度は42%です。


実は本日は 夫の誕生日です\(^o^)/
ハッピーバースデー 夫~♪

いや、本気で 一緒に誕生日を迎えられるとは
思っていませんでした。


今回 私が 日本から中国の開封市にやってくるのに際して、
本当に たくさんの人に力を貸していただいたと思います。

 

夫の勤める会社内だけでも、日本側、中国側で
サポートしてくれている人が多くいて、
業者さん、病院の方、空港職員、飛行機、上海のホテル、新幹線
開封に到着してからは、開封市の市民委員(?)の方なども、
日本人も中国人も
どれだけ多くの人がかかわってるのか って思いました。


また、現状は飛行機代も高く、PCR検査代や 色々な申請書類、
2週間の隔離ホテル代金など 通常なら いらなかったであろう 
多くのお金も動いています。


サポートしてくれた方々、現在進行形でサポートしてくださっている方々、
家族や友人達、心配してくださった方、見守ってくれてた方などなど、
多くの方に感謝したいと思います。


さてさて、


このブログを ひょっこり覗きに来てくださった方の中には、

『なんで、あなた、そこにおれてるの?』

って思った方がいらっしゃるかと思います。

 

このブログをはじめてすぐのころに、コメントくださった方がいて、

その方も ご家族の招聘状が出ずに、中国で単身赴任することに

なっているとのことでした。

 

今日は招聘状の話をしたいと思います。

文章が長くなりますので、ご興味無い方は スルーしてください。


最初に書きますが、
こうしたら招聘状がおりました といった情報は載っていません。

現状、中国政府発行の招聘状が発行されるかに関しては、
駐在者、帯同家族 個人の努力とかでは もうどうにもならない次元の、
妊娠・出産レベルの、神の領域かと思っています(;'∀')

 

下記に書くことは、中国政府発行の招聘状に関して、
私なりに今のところ こんな感じで 理解してます ってことと、
(もしかしたら 本当のところは 微妙に違っていることもあるかと思います)
招聘状が出るまでの 経緯です。

 

 

日本大使館の情報によると、現在 日本政府は、日本から中国に行くことに対して、

【感染症危険レベル】中国全土:レベル2
とさだめています。レベル2は、不要不急の渡航は止めてください にあたります。

 

中国側は、日本→中国入国を

ビザを持っているか、
中国製のワクチンを打っているか、

など、制限を設けている状態です。

 

コロナ前は 中国のビザ申請には、中国政府機関発行の招聘状は

必要なかったようなのですが、現在 ビザ申請には 

政府機関発行の招聘状が必ず必要です。


政府機関発行の招聘状を発行してくれるのが 中国のどこかというと、
中国の省政府が発行しています。
私の場合は、河南省の省政府が発行してくれました。

 

省政府とは 日本的に考えてみると 都道府県庁と思ったら
わかりやすいかもしれません。
(実際は 日本の国と都道府県の関係と、中国政府と各省市政府の関係は 
違うので、便宜上と思ってください))


〇〇県にある会社が、日本人Aを その会社に呼びたいと思うとします。

会社が〇〇県庁に 「日本人Aを呼びよせたいと思いますが良いでしょうか?」
と申請を出します。

県庁が発行する「OKですよ~」という書類が 政府機関発行の招聘状です。


日本人Aさんは 政府機関発行の招聘状が発行されたことで、
やっとビザ申請にうつれます。

 

ただ、コロナ終息の兆しが見えない中、
会社が、呼び寄せたいです といくら申請しても、

県が、「呼び寄せてOKですよ~」って なかなか言ってくれなくて、
(県によっては申請を停止していたり・・・・)

政府機関発行の招聘状がおりなくて ビザが申請できず、

中国に行けない人が出てくる という状態になっています。

 

帯同家族に関しては、2020年11月初旬から、
中国の政府機関発行の招聘状発行の条件 対象者の中に、

帯同家族の記載がなかったことから、

原則 帯同家族に招聘状はでませんよ と 認知されています。

(☆ただし 個人的に注目したいと思うのは、
帯同家族には政府機関発行の招聘状を『発行する』とは書いていないけど
『発行しない』とも書いていません ←屁理屈をこねれば ですが😅)


ちなみに、中国〇〇省にある会社が まず、〇〇省政府に対して 
この人を呼び寄せたいです と 申請してくれないと始まらないので、

中国に 自分を呼んでくれる会社がない場合、 
個人的に中国に行くことは、本当に厳しい状態やと思います。

 

外国から中国に入国する際の 2週間の強制隔離、検査体制など、
徹底した 人をやみくもに入れない 中国政府のやり方は、

感染防止の観点からは、とても 理にかなっていると思います。


ビザ申請に招聘状の提出を義務づけることで、

中国の会社が ある種 外国人の、
身元引受人のような役割をしてる気もします。

もし、呼び寄せた外国人に 何か問題が出てきたら、
全面的に その会社が省政府と 連絡を取り合うなどして、
問題の解決に尽力する(せざるを得ない)のでしょう。

 


我が家に中国駐在の話が来たのは、確か2020年9月下旬頃やったと思います。


ちょうど、9月23日に、帯同家族の中国入国が許可されて、
去年の春節以来、ずっと日本に足止めされていた、中国在住の友人達が、
ご主人のもとに戻れることになったかも♪(≧▽≦) って
思っていたころでした。


健康診断やら、書類集めなどして、
ビザ申請したのが11月上旬だったと思います。


年明け1月下旬ごろに 赴任になりそうとのことで、
2人して中国に行くつもりで、準備を始め、
12月中旬には、引越し業者が見積もりに来てくれたりしました。

 

引越し業者が来た そのすぐ後くらいに、
「奥さんのビザがおりないみたいです!」
と 会社の担当の方から連絡がありました。

 

もしかしたら、私たちが申請してすぐ後に、
政府機関発行の招聘状が必要になることがわかって、
中国の会社が河南省に、申請を行うなど
手続きをしてくれていたのかもしれません。

何度やっても 私の方の許可だけ 河南省からおりないので、
12月中旬になって 日本側の会社に連絡が来たのかもしれません。


誰がどんなふうに動いていたのか、何も知らされてないので、
今は 想像することしか出来ませんが、


この時の私は、出国予定まで、1か月くらいかなって思っていたころで、

それが、急に行けなくなるって知って、
引越しは?(中国便・倉庫・実家に分けてましたがやり直しか?)
そういや、この賃貸の家はどうなるやろ?

夫はどうなるのかな?もしかして1人で住むことになるのかな?

一瞬頭は真っ白でした(^_^;)

 

夫の方のビザは無事におりそうだということで、
夫は2月初めに 先に開封に行くことになり、
私はビザ申請ができるようになるまで、
日本で待つことになりました。


と言っても、夫も確実に中国に行けるってなってたわけではなくて、
日本の感染者数の増加、国同士の取り決めなどで、
出国当日でも 急に行けなくなる可能性も・・・
もちろん前日の陰性証明取得のためのPCR検査などで
陽性がでたら 行けないし、
中国の空港に到着してからも、もし空港で陽性が出たら
日本に送り返されてくる可能性もありました。


無事 武漢の隔離ホテルに入ったって連絡もらって、
とりあえず 行けてよかったなとホッとしたのを覚えています。


2月、3月の頃は、
暖かくなってきたら 感染者数も落ち着いてくるやろうし、 
ゴールデンウイークあたりには、
帯同家族も普通に中国に行けようになるかと漠然と思っていました。


でも、4月になっても 日本の感染者数は少なくならず、
これは、長引きそうだ・・・・と思い始めました。


いつ招聘状がおりて ビザ申請が出来るようになるかわからないし、
その時に コロナ陽性になっていいて行けません って可能性は
極力避けたかったので、


今年の2月からは 週一回のスーパーへの買い物以外は
ほとんど外に出ない ほぼ自宅隔離生活を送っていました。
今回の2週間の上海ホテル滞在中の方が 

毎日検温に来てくれる人がいたりして、
人との交流があった感じです(*^。^*)


GWに入っても、何も変化がなく、中国に行ける目途はたたずでした。


ここで私がやったことは、
植木鉢の花の植え替えです。

 

当初は1月に2人で出国の予定やったので、
寄せ植えしてあったのは 秋に植えた冬の花や葉ボタンでした。


春になって、冬の花は終わりをむかえましたが、
5月になったら中国行くかもしれないし・・・・ってことで、

新しく花を植えても すぐ引越ししないといけなくなったら困ると思って、
ボーボーにしおれた植木を放置状態にしていました(^_^;)


でも、たぶん夏を過ぎても行けなさそうだな、
今年中は無理かもしれんな と思って、
植え替える決心をしたのです。

 

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植え替えました♪


それと、5月中旬には、6月下旬に開かれる試験の申し込みをしました。
ここ数年、勉強っぽいことしてこなかったのですが、
時間もあることやしと思って 挑戦してみることにしたのです。

 


受験料(返金不可)を振り込んだ 3日後に 夫から、

招聘状がおりるかもしれん って話が流れてきたんだけど・・・

と連絡があり、
5月下旬に実際に招聘状が発行されました。

 

それからは、ビザ申請・健康診断・引っ越し準備・賃貸解約・車売却etc・・・。

とにかく、また急に規定が変更になったり、エラい人たち(?)の気がかわって
招聘状が取り消しになったりする前に、中国行かねばと、
行け行けゴーゴーで3週間後には上海で隔離ホテル生活をしていました。

(植木は富山と大阪の各実家に送って引き継いでもらいました(●´ω`●))


私が 今回の招聘状発行に関して行ったことといえば、

待つこと  だけです(;^ω^)


夫の同じ会社の 他の省行きのご家族は、
まだ どなたも招聘状がおりずに 帯同できない状態が続いているそうで、
夫の会社内でも 私の招聘状がおり S1ビザが取れたことに 
みなさんびっくりしていたそうです。

 


担当の方が、断られても 何度も申請を続けてくれていたからというのはもちろんですが、
同じように、何度も申請をしていても、ダメなもんはダメって感じで、
招聘状がおりないところも あるわけで、
帯同家族はもちろん、駐在員 本人にも 招聘状が おりないところも あるわけで。


河南省がゆるいのか?
圧倒的に 申請者が少ないのも関係してるのでしょうか??
本当に謎です。
誰にも わかりません。

 

 


自分の仕事の都合とか、
子供の学校の都合とか、
介護の都合とか、
様々な事情で、
一緒に暮らせてないご家族もいらっしゃると思います。


〇〇なので、今は家族 一緒に暮らせないけど仕方ないねえと
納得できていたら良いと思うのです。


でも、一緒に帯同するつもりで 準備していたのに行けなかったり、
家族一緒に暮らすつもりでいて、一人単身赴任することになったり、
自宅が 中国にあり、一時帰国したタイミングで 
そのまま 帰宅のタイミングを逃して、
現状 戻れずにいる方など


なんで一緒に行けないの?
なんで戻れないの??
なんで家族が一緒に暮らせないの?


納得できる答えがないのが、
ほんまにツライです。


招聘状がおりない理由を、
もう、神の領域なので仕方ないね と
無理やり納得させるしかありません( ̄▽ ̄;)
(でも、ホントにもう、自分の努力とかでは 
どうにもならない領域かと思うのですよね(*´▽`*))


と思って、
一旦は納得したつもりでも、

どうしようもなくなる時はあるものです。

 


実は、私たち夫婦がビザ関係で離れ離れになるのは
今回が初めてではありません。

2015年に私は恵陽淡水生活を終えて、日本にもどりましたが、
その理由が、ちょっとビザ関係で色々あり、会社の規約などもあり、
夫が単身赴任することになったからでした。

夫は2011年から中国にいたので、
そろそろ日本に戻るかもとのことやったのですが、
結局 夫が本帰国したのが2017年10月なので、
2年近く よくわからない状態で 離れ離れでした😅
(コロナではなかったので、何度も中国に会いに行けましたが、
淡水にある自宅に 住み続けられないという 状態でした)

だから、離れ離れ状態も、自分では ちょっとは慣れてるかなあと思っていて、
今回は どーんと構えてるつもりやったのですが・・・・・

 

私達は だいたい日曜日の朝に 
日本⇔中国で テレビ電話をしていました。

約束していたわけじゃなくて、
なんとなく そうなっていった感じでした。


ある日、その日もテレビ電話するつもりでいたら、

夫から いつものテレビ電話をする時間の一時間前に

『今日は用事が出来たので テレビ電話 出来ない』と
メールがはいりました。

もともと、約束してたわけじゃないので、
こんな日があるのは 当たり前っちゃ当たり前なのですが、


何故かこの時 急に、寂しさとか 中国行けない憤りとか 
あふれだしちゃってですね。

たぶん、何日か前に テレビ電話出来ないとわかっていれば 
こんな気持ちにはならなかったと思うのですが、

顔見れると期待しちゃってた分、落胆が大きくて・・・


で、送っちゃいました。

『3分だけ(← 一応3分ってとこが、相手の都合を気遣ってるつもり(笑))
とかでも顏見れん?』


夫は、おそらく なにかを察して
急いで出かける準備をしたんだと思います。

しばらくすると、
『5分だけなら 顏見せてやってもええぞー(*´▽`*)』と
返事がやってきました。

 

普段は 離れていることを そこまで気にしていなくで、
ビザがおりないんだったら 仕方ないなあと割り切って
日常を普通に送っていましたが、

私の場合は、週一回 テレビ電話をして ちょっとでも顔見れるのが
支えになっていたんだなと 実感した瞬間でした。

 

夫で妻でも親でも子でも友達でも、自分が 話を聞いてほしい時には、
正直に 気持ちを伝えるのは 大事かと思います。
もちろん、相手の都合もなるべく考慮してですが・・・(*^^*)
ため込みすぎるのは ホンマ 危険です。

(あと、私の場合は 書くことで 気持ちを整理出来ることあると思っているので、
今後の開封生活の中で ブログに気持ちを垂れ流すこともあるかもしれませんが、
サラリと読み流してくれると助かります(*´▽`*))

 

 


とりあえずは、 政府発行の招聘状に関しては、
申請をしていないと、こんな感じで ひょっこり おりるってことも無いので、


招聘状待ちの駐在員さんとその家族の方は、 
なるべく 自分の心と体を健康に保ちつつ 
長くかかるつもりで気長に待つ


申請を担当されている方は
しつこいと思われても 申請を出し続ける


っていうのが、現状できる 精一杯かと 思います。


ただ家族が一緒に暮らしたいだけなのに、
申請やら、移動やら、色々がすべてオオゴトで、
なんや、大変ですね(;^ω^)


帯同ビザ問題だけでなくても、


国際結婚の方とか
婚約中の方や 恋人同士のヒトとか
親子、兄弟姉妹 
国と国で離れ離れでになってしまってる人も
多いと聞きます。


個人間では どうにもできないことが、
ほんま多いです。


みんな ただ、一緒に暮らしたいだけなのに・・・


コロナの一日でも早い終息を願います。

 

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