こんにちは。
12時現在の開封市、気温19℃ 湿度39%です。
天気は良いはずなのですが、空が靄って真っ白です。
黄砂が飛んでいるようで、空気の汚染度を示す値はとんでもないことになっています。
この黄砂は日本にも流れていくようなので どうかお気をつけください😅
さてさて、
今日は『懸空寺』観光の続きを書きたいと思います。
懸空寺に向かう時の様子はこちらもどうぞ
↓
懸空寺の内部の様子
懸空寺が造られたのは、今から1500年ほど前の北魏後期(6世紀)だそうです。
現在のお寺は明清時代建てられたもので、改修や修繕を繰り返して今に至るようです。
チケットの裏には、2010年にアメリカのタイムズ紙が発表した
世界で最も危険な建造物ベスト10に 懸空寺が選ばれたと書いてありました。
後で調べたらは懸空寺は第4位のようでした。
(1位はピサの斜塔、2位はキャピタルゲートタワー、
3位はプエルタ・デ・エウロパ、
日本の長野県にある高過庵という建物も第9位にはいっていました。)
10棟ほどの建物が、
細い桟橋でつながる独特の構造をしていて、
こちらや
こちらの部屋などに 仏像が祀られていました。
ガイドブック『地球の歩き方 中国』によると、仏像の数は全部で約80体。
熱心にお祈りされている方もいました。
建物内の三教殿という場所には、
仏教と道教と儒教の三開祖の釈迦・老子・孔子の像が並んでいました。
3人一緒に祀られているのは、とても珍しいことのようです。
建築方法を推測する
今回 私が懸空寺に行きたいと思ったのは、
大同観光について調べていた時に、崖の中腹にお寺がくっついている写真をみかけ、
実際に見てみたいと思ったからでした。
(夫はミステリーツアー参加者なので、
懸空寺に行くことも 懸空寺がどんな場所かも知らずにやってきました(*´▽`*))
建築の専門家では無いので、詳しいことは全然わからないのですが、
実際の目で見て どうやって建てられているのか 推測したいなあと思いました。
岩からにょきっと建物が生えてきたように見えます
斜めに見える柱
ひい~( ;∀;)
と、一見 建物は不安定そうに見えましたが、
固い岩
固い岩をえぐって平らにした場所に 太い木を深く刺すように並べ、
その上に 床を作り 建物をのせるようにして造られているようでした。
建物の重心があるのは たぶん岩の中かと思います。
宙に浮いた部分は たくさんの柱が支えているようです。
柱の下の方の岩は
一応平らに均されていて その上に柱が置かれているようでした。
ただたんに、ひょいと置かれているだけ?
それとも、何かの金具で地面と固定してるのかな?
深く考えたら負けです(*^◇^*)
『柱を揺らさないでください』の注意書き
失礼ながら、実は実際に見学するまで、懸空寺はもっとグラグラした
不安定な建物を想像していました。
(それなら、たぶん 観光客の内部見学なんて出来ないでしょうが・・・💦)
見学中、全く不安定な場所は無く、建物はしっかりと建っていました(*^^*)
重心は岩の中にあるので、柱は そえとくだけで大丈夫なのかもしれません。
たぶん、1000年以上前から この方法で維持できてるのでしょう。
ただ、お向かいの崖を見ていると とても気になるものが目に入りました。
上部から剥がれて落下したと思われる大岩😅
こんなの、もし お寺に落ちて来たら大変ですよ~。
旅行後 中国のネット記事をしらべていたら、
懸空寺は2018年に 約40年ぶりに大改修を行っていたことがわかりました。
建物や桟橋の木造部分弱くなっていた部分の補強や交換などが
行われたようでした。
その際、お寺の改修だけでなく、お寺周辺の地質調査も徹底的にされたようで、
崩れてきそうな岩は 事前に落とされたようです。
なので 懸空寺は世界で最も危険な建築物に選ばれてはいますが、
しばらくは 今まで以上に 崩落や建物倒壊の心配なく、
安心して見学できるかもしれません(*^▽^*)
両手を開けて見学するのが吉
さて、懸空寺は 私が行ってみたいと思って来た訳なのですが、
実は私は 高い場所が大の苦手です(-_-;)
でも、興味のあることに関しては、 興味が勝ると恐怖が薄れる傾向にあるので、
今回は それを利用すれば 高所でも見学できるのではと考えて
やって来たわけなのですが、
こちらの階段は半泣きで登りました。
夫が呼んでるけど足がすくんで行けません💦
懸空寺の内部は一方通行なので後戻りは出来ません。
前に進まねばなりません。
夫には先に行ってもらって、誰もいなくなったのを見計らって、
這うように一気に登りました。
今想像しても トイレに行きたくなります( ̄▽ ̄;)
懸空寺の内部は細い階段や
岩の中をくぐる個所もありました。
カメラは首にかけるなどして、両手を開けた状態で
見学するのが 良いかと思います🍀
春の懸空寺
最後に、春の懸空寺写真をご紹介したいと思います。
私達が行った2023年4月3日午前中のお天気は小雨で、
お寺近くの川は凍っていました。
ですが周辺には春の兆し。
桜のような花が咲いていて、
とても美しかったです。
大同市観光を考えている方で
もし 仏像に興味があったり 建築に興味があったら、
こちらの懸空寺 おすすめです(*^^*)
11時30分 懸空寺 見学を終えて 次の目的地に向かいました。
続く
◎最後まで読んでいただきありがとうございました(#^^#)