ぱきらの中国(河南省開封)生活

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2021年6月~河南省开封市に生息中。日常のたわいもないこと、中国情報などを気ままに書いていきたいです(*^^*)

山西省大同市郊外観光、世界で最も危険な建築物第4位『懸空寺』の建築方法を推測する≪2023清明節旅行4≫

こんにちは。

 

12時現在の開封市、気温19℃ 湿度39%です。
天気は良いはずなのですが、空が靄って真っ白です。
黄砂が飛んでいるようで、空気の汚染度を示す値はとんでもないことになっています。
この黄砂は日本にも流れていくようなので どうかお気をつけください😅 


さてさて、


今日は『懸空寺』観光の続きを書きたいと思います。

 

懸空寺に向かう時の様子はこちらもどうぞ

tpakira.hatenablog.com

 

 

懸空寺の内部の様子

 

 

 

 

懸空寺が造られたのは、今から1500年ほど前の北魏後期(6世紀)だそうです。
現在のお寺は明清時代建てられたもので、改修や修繕を繰り返して今に至るようです。

 

 

 

チケットの裏には、2010年にアメリカのタイムズ紙が発表した
世界で最も危険な建造物ベスト10に 懸空寺が選ばれたと書いてありました。

後で調べたらは懸空寺は第4位のようでした。


(1位はピサの斜塔、2位はキャピタルゲートタワー、
3位はプエルタ・デ・エウロパ、
日本の長野県にある高過庵という建物も第9位にはいっていました。)

 

 

 

10棟ほどの建物が、

 

 

細い桟橋でつながる独特の構造をしていて、

 

 

こちらや

 

 

こちらの部屋などに 仏像が祀られていました。

 

 

 

ガイドブック『地球の歩き方 中国』によると、仏像の数は全部で約80体。

 

 

熱心にお祈りされている方もいました。

 

 

建物内の三教殿という場所には、
仏教と道教と儒教の三開祖の釈迦・老子・孔子の像が並んでいました。
3人一緒に祀られているのは、とても珍しいことのようです。

 

 

建築方法を推測する

 

今回 私が懸空寺に行きたいと思ったのは、
大同観光について調べていた時に、崖の中腹にお寺がくっついている写真をみかけ、
実際に見てみたいと思ったからでした。

(夫はミステリーツアー参加者なので、
懸空寺に行くことも 懸空寺がどんな場所かも知らずにやってきました(*´▽`*))

 

建築の専門家では無いので、詳しいことは全然わからないのですが、
実際の目で見て どうやって建てられているのか 推測したいなあと思いました。

 

 

岩からにょきっと建物が生えてきたように見えます

 

 

斜めに見える柱

 

 

ひい~( ;∀;)

 

 

と、一見 建物は不安定そうに見えましたが、

 

 

固い岩

 

 

固い岩をえぐって平らにした場所に 太い木を深く刺すように並べ、

 

 

その上に 床を作り 建物をのせるようにして造られているようでした。

 

 

建物の重心があるのは たぶん岩の中かと思います。

 

 

宙に浮いた部分は たくさんの柱が支えているようです。

 

 

柱の下の方の岩は

 

 

 

一応平らに均されていて その上に柱が置かれているようでした。

 

 

ただたんに、ひょいと置かれているだけ?
それとも、何かの金具で地面と固定してるのかな?

深く考えたら負けです(*^◇^*)

 

 

『柱を揺らさないでください』の注意書き

 

 

失礼ながら、実は実際に見学するまで、懸空寺はもっとグラグラした
不安定な建物を想像していました。
(それなら、たぶん 観光客の内部見学なんて出来ないでしょうが・・・💦)

 

 

見学中、全く不安定な場所は無く、建物はしっかりと建っていました(*^^*)

 

 

重心は岩の中にあるので、柱は そえとくだけで大丈夫なのかもしれません。
たぶん、1000年以上前から この方法で維持できてるのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

ただ、お向かいの崖を見ていると とても気になるものが目に入りました。

 

上部から剥がれて落下したと思われる大岩😅
こんなの、もし お寺に落ちて来たら大変ですよ~。

 

 

旅行後 中国のネット記事をしらべていたら、
懸空寺は2018年に 約40年ぶりに大改修を行っていたことがわかりました。
建物や桟橋の木造部分弱くなっていた部分の補強や交換などが
行われたようでした。

 

その際、お寺の改修だけでなく、お寺周辺の地質調査も徹底的にされたようで、 
崩れてきそうな岩は 事前に落とされたようです。

 

 

 

なので 懸空寺は世界で最も危険な建築物に選ばれてはいますが、
しばらくは 今まで以上に 崩落や建物倒壊の心配なく、
安心して見学できるかもしれません(*^▽^*)

 


両手を開けて見学するのが吉


さて、懸空寺は 私が行ってみたいと思って来た訳なのですが、

実は私は 高い場所が大の苦手です(-_-;)

 


でも、興味のあることに関しては、 興味が勝ると恐怖が薄れる傾向にあるので、
今回は それを利用すれば 高所でも見学できるのではと考えて
やって来たわけなのですが、

 

 

こちらの階段は半泣きで登りました。

 

 

夫が呼んでるけど足がすくんで行けません💦

 

懸空寺の内部は一方通行なので後戻りは出来ません。
前に進まねばなりません。

 

 

夫には先に行ってもらって、誰もいなくなったのを見計らって、
這うように一気に登りました。

 

今想像しても トイレに行きたくなります( ̄▽ ̄;)

 

 

 

懸空寺の内部は細い階段や

 

岩の中をくぐる個所もありました。

 

 

カメラは首にかけるなどして、両手を開けた状態で

 

 

見学するのが 良いかと思います🍀

 

 

春の懸空寺


最後に、春の懸空寺写真をご紹介したいと思います。

 

 

 

私達が行った2023年4月3日午前中のお天気は小雨で、
お寺近くの川は凍っていました。

 

 

ですが周辺には春の兆し。

 

桜のような花が咲いていて、

 

 

とても美しかったです。

 

 

大同市観光を考えている方で

 

 

もし 仏像に興味があったり 建築に興味があったら、

 

 

 

こちらの懸空寺 おすすめです(*^^*)

 

 

 

 

 

11時30分 懸空寺 見学を終えて 次の目的地に向かいました。

 

 

 

続く

 

 

 

 

◎最後まで読んでいただきありがとうございました(#^^#)

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