こんにちは。
15時現在の開封市 気温32度 湿度33%です。
少し雲がありますが 良い天気です。
さてさて、
今日からしばらく 労働節休暇中に行った旅行の様子について
書いていきたいと思います。
列車で海を渡りたい!苦労したチケット取り
以前 中国版ティックトックで とある列車の投稿を見かけました。

氷の世界のハルビンから熱帯地域の海口へ、
中国大陸を2日間かけて 縦に4276キロ 走行する列車が あるようでした。
途中に、開封市のお隣の都市、河南省の商丘市も 通るようでした。
長い距離を走るんだなあとビックリしながら調べていくうちに、
この列車が 『列車に乗りながら海を渡る』という
とても 特殊な路線を走ることがわかりました。
列車に乗りながら海を渡るってどういうことや?

線路の無い海の上を走らせるため、列車を船に乗せて運ぶようです😲
車両航送と言うそうで、
かつては 日本でも 関門航路、宇高航路、青函航路の3ヶ所で行われていましたが、
トンネルや橋が出来たことで 日本では姿を消し、
世界中でも数カ所しか残っていない 珍しい輸送方法になったようです。
夫もかなり興味を持ったようで、
列車で海を渡ってみたい!ということで、
2025年の労働節休暇は この列車に乗りに行くことをメインにして
旅程をくむことにしました。
ただし、この列車のチケットが無事とれるかは
運次第になりそうでした(*^◇^*)
今までは 休暇前日に夫は半休をとり、昼過ぎから行動することが多かったので、
選択できる列車に ある程度 幅があり
人が少なそうな路線を選択することも出来ましたが、
今回は 半休無しで 通常勤務後の移動が 条件だったため、
ライバルが多い中でのチケット争奪戦になることが予想できました。
4月30日の夫の勤務終了後に河南省開封市から安徽省阜陽市に向かい、
阜陽市のホテルに一泊、
5月1日の早朝 阜陽駅にやってくる 海口行きの寝台列車に乗りたかったのですが、
ハルビンを4月30日に出発している海口行きの寝台列車に、
5月1日阜陽駅発の空席は残っているのかな。
しかも、快適に寝台列車を楽しむには
2等寝台の下段の向かい合わせの席が希望です。
たぶん5月1日阜陽駅発のチケットをとろうとしても無理だろうと予想し、
4月30日の北京発のチケットを
『多買』でねらうことにしました。
多買に関してはこちらをどうぞ
↓
こうして4月30日分のチケットが発売される4月16日、
北京のチケット販売が行われる8時に
鉄道アプリを開いて待ちかまえていましたが、

8時時点で 希望の列車のチケット販売は無しでした。
でもこれは、数日間のモニタリングで想定済みでした。

始発駅であるハルビンのチケット販売開始時間が10時からなので、
ハルビン→海口という 始発→終着までの長い路線を買う人を優先するため、
始発駅の販売が開始されるまで 途中駅のチケットの販売が
停止されていることがあるようでした。
ハルビン→海口は買う人が少ないようで チケット販売開始時間が過ぎても
チケットが『有』の状態が続いていました。
予想では北京→海口を買う人は多そうです。

10時28分
まだ 目当てのチケットは販売になりません。
4月29日分のチケットの販売は 10時半前後に行われていたので、
4月30日分も このくらいの時間に行われると思っていたのですが、
中国鉄路は 4月30日の人出を考えながら
チケットの販売を 調整しているようでした。

北京→海口チケット以外には、北京から2つ先の 山海関→海口のチケットも
モニタリングしていました。
前日までの傾向では、北京よりも やや早く
山海関→海口のチケットが販売になるようでした。
ですが、10時42分になっても 山海関→海口のチケットも販売になりません。
希望チケットが発売されたら すぐ購入作業が出来るように
8時からアプリ画面を指でリロードし続けています。
さすがに疲れてきましたが、目を離すわけにはいきません💦
その後もモニターし続けること数時間。

12時半過ぎに山海関→海口のチケットが販売になりました。
北京→海口のチケットも その後すぐに発売になるのかと思いましたが販売されず。
山海関駅から買うか、北京発のが出るまで待つか、
数分迷いましたが、
4月30日はチケット争奪戦が激化していて 鉄道アプリのネットも
不安定になることもあったりしたので、
買えるチャンスのある時に 買おうと、
山海関→海口のチケットを購入することにしました。
チケット残数が『有』だったこともあり、
2等寝台下段ベットの向かい合わせの席を 確保することが出来ました。
その後、北京→海口のチケットの販売があるか ちょこちょこ見ていましたが
4月30日の北京23時06分発の海口行きのチケットが販売されることは無く、
山海関→海口のチケットも その後すぐに完売。

一応4月17日に、5月1日の早朝 阜陽駅を出発するチケットを
阜陽駅の販売開始直後に見てみましたが、チケットは完売状態でした。
4月16日の12時半過ぎに 山海関→海口のチケットを買う決断を
していなければ
今回 海口行きの列車チケットは とれていなかったようです。
あの時に買う決断をしてよかったです(*^◇^*)
こうして、海を渡る寝台列車は確保出来ましたが、
問題はもう1つありました。
4月30日の夜に 河南省開封市から安徽省阜陽市を目指さねばならないのですが、
なるたけ長距離を乗る人に鉄道チケットを売りたいと
中国鉄路が思っているであろうこの時期に
短距離のチケットがとれるのか?😅

目当ての列車を鄭州駅の14時チケット販売開始直後に取ろうとしましたが、
購入できたはずなのに 画面が切り替わらず 36分経過。
多くの人が同時にネットにアクセスしたことで
不具合がおこったのかもしれません。
商丘駅か阜陽駅に行く手段が確保出来なかったら
せっかく海口までの寝台列車がとれていても 旅行には行けません( ;∀;)
14時50分になっても 鄭州駅からのチケット画面は固まったままだったので
イチかバチか 画面を閉じて、
15時販売開始の 開封駅→阜陽駅のチケット確保に備えることにしました。
15時。時報とともに画面更新し、
立ち席ですが 販売されていたチケットをゲット 出来ました!!
画面が固まらないかドキドキで
指が震えました。

15時3分に見たら 残席6になっていて その後すぐに完売になりました。
何はともあれ 路線がつながって 良かったです(*^^*)
阜陽駅を目指す

4月30日 18時10分 宋城路駅(開封市)
夫の勤務終了後 ダッシュでやってきました(*^^*)
自宅から開封駅までは 今までバスやタクシーを利用していましたが、
開封駅前工事の影響で、バスやタクシーが開封駅に近づけない可能性もあり、
変な場所で降ろされて歩いて駅に向かうより、
新しくつながった開封駅⇔宋城路駅間の鉄道を 試してみることにしました。
開封駅前工事による迂回の様子についてはこちらをどうぞ
↓

待合室は混雑していましたが、みなさん 鄭州市へ向かう人達だったようで

宋城路駅から開封駅に向かう人は

私と夫をいれて なんと4人だけでした😄

車内の様子
この列車は鄭州空港から来ていますが、宋城路で多くの人が降り
開封駅まで行く人は そんなに多くないようでした。

10分未満の乗車で 開封駅に到着。
開封駅は去年リニューアル工事が終わって再始動した駅で
線路も 敷かれている石も まだまだ新しかったです。

ホームも綺麗です。

乗り換え口へ。

開封駅は リニューアル後 外国人のパスポートにも対応した改札機械を
多く設置してくれたので、
中国の人が身分証で通過するように パスポートで改札を通過することが出来ます。
非常にありがたいです(*^^*)
(電車のチケット情報がパスポート情報と連動しているので、
パスポートが鉄道チケットかわりになります。)

駅前広場がだいぶ出来てきているようでした。

開放される日も近いのかな。

待合室

次に乗る予定の列車はこちらです。

19時20分 改札前

鄭州から厦門に向かう長距離列車に
約2時間半だけ乗ります。

19時30分
思っていたよりも多くの人が 開封駅から乗りこむようでした。
トイレの前で約2時間半

電車に乗りこみました。

私達が乗りこんだのは、2等座席の車両です。

ですが、開封駅→阜陽駅は 座席の販売が無かったので、
私達に座る席はありません。
無席(立ち席)での乗車です。
(無席ですが 乗りこむ車両は指定されていました。)

同じように立ち席の人が洗面所や

通路で過ごそうとしていました。

席に座っている人の中には 厦門までの約17時間を
この座席で過ごす人も いると思います。
それはそれで、かなり大変だと思います。

奥に進んでいくと トイレの前にスペースを見つけました。

折り畳み椅子を設置。

夫も荷物と荷物の間に すっぽりはまりました(*^^*)

ここを 我らの席とする♪♪

他にも 折り畳み椅子を使う人をちらほら見かけました。

トイレに行きたい人が来ると
私は立ち上がって 折り畳み椅子をたたみました。
日本だと 混んでいる車内では トイレに行くのを躊躇したり、
大きなスーツケースを持ちこむのを 躊躇したりするかもしれませんが、
中国国内の列車では 誰も人混みをかき分けて トイレに行くのを躊躇しないし、
知らない人のスーツケースをまたぐのも気にしないし
知らない人に荷物を踏まれても気にしません。
車内は混沌としていますが、それはそれで とても気楽だったりします(*^。^*)
こうして 約2時間半後、

22時15分 安徽省の阜陽駅に到着しました。
つづく
◎最後まで読んでいただきありがとうございました(#^^#)