ぱきらの中国(河南省開封)生活

ぱきらの中国(河南省開封)生活

2021年6月~河南省开封市に生息中。日常のたわいもないこと、中国情報などを気ままに書いていきたいです(*^^*)

なぜ中国河南省開封市がコロナ陽性者0人なのに今日もロックダウンしているか推測してみます

こんばんは。

 

18時現在の開封市、気温17℃ 湿度68%です。
曇りの一日でした。

 

さてさて、


昨日ヤフーニュースで河南省鄭州市の工場のニュースが流れました。

ニュース記事についてはこちら

news.yahoo.co.jp


また、昨日 河南のネット新聞が 鄭州市の工場についての記事を掲載しました。

 

なんとなくですが、
なぜ コロナ陽性者0人なのに今日も開封市がロックダウンしているのかが 
見えてきた気がするので、
中国のSNSの画像を使わせていただいて、推測してみたいと思います。

 

 

なぜ開封市は陽性者0人なのにまだロックダウンしてるの?


10月24日から3日間の予定で始まった開封市の道路封鎖・小区封鎖。
3日たっても解除になる気配が無かったので、
10月27日にtiktokの中国版(中国のSNS)を使って、
なにかわかるかなあと調べていると、

 

道路上を歩く人たちの動画が

 

いくつか投稿されているのに気がつきました。

 

そして、水や

 

食べ物などを道に置く人たちの投稿も

 

出てきました。

 

頑張って!水と麺は無料だよ

 

 

子供達を家に帰してあげようの横断幕。


この時は 何のことかわかりませんでした。

 

10月28日、30万人の従業員がいる鄭州市の工場から
3000人が開封市に歩いて向かっているらしいという情報を夫から聞きました。


30万人が働く工場ってのが、規模が大きすぎて想像つかなくて、
3000人が開封市に向かっているってことよりも ビックリしてしまったのですが、
実際に 30万人の従業員の方々が 寮生活などして稼働している工場のようです。

 

 

中国SNSで見ていた この人達が、工場の寮から 歩いて自宅のある郷里に
帰ろうとしている人達やったのかと思いました。
皆さんとても若そうです。高校生くらいに見えます。

 

食料や水を道に置いていた人は、歩いて家に帰ろうとする人達を
ちょっとでも 支援しようとしていたようです。

 

ただし、鄭州市はロックダウン中で、人の移動は出来ないはずです。
開封市は現在 鄭州市に行った人、来た人を全員 2週間の自宅隔離としています。


歩いて あちこちから開封市に入って来て、開封市にいる人に接触したら、
接触した人も2週間の自宅隔離となってしまう可能性も高く、


仮に 歩いて向かっている人が10人だったとしても、
開封市はロックダウンを今解くわけにはいかないやろうなあと 思いました。

 

工場の寮から家に戻ろうと歩いている人は、
中国SNS上でどんどん話題に上り、
29日、30日の投稿では、

 

親切なトラックの人に

 

拾ってもらいましたの投稿。

 

雨が降っていてとても寒そうです。

 

郷里からお迎えのバスが手配されるようになったようです。

 

バラバラに郷里に戻って来られても困るので、
お迎えに行って、隔離施設でしばらくすごしてもらってから 
家に帰す作戦だと思います。

 

お迎えバスのいるところまで 乗せていってやるぞ~。
(私の勝手な想像です)

 

乗せてってやるぞ~。

 

歩いている途中 食料を受け取る人達

 

食料を受け取る人達を見守る人達
30日には警察官やボランティアの人に見守られているようでした。

 

トラックに乗る人達を見守る人

 

お迎えバスのところまでたどり着けた人は、
バスに乗って郷里へ。

 

28日に3000人が移動中との情報がありましたが、
鄭州市周辺地域のあちこちの場所で、封鎖中の道を歩く人がいたようなので、
開封市に3000人が向かったのではなかったのかもしれません。
(それか、3000人以上の人が家に帰ろうをしているのかもしれませんが・・・)
同時に移動開始したのではなく、ぱらぱらと寮を離れた人がいたようです。


実際の人数は まだ誰にもわかりません。 
まだ バスと合流できずに歩いている人がいるかもしれません。


この問題に区切りがつくまでは、開封市のロックダウンはまだ続くと思います。


ある女の子とある男の子のSNS投稿から

ある女の子のSNS投稿をご紹介します。
(自分の顔を映しての画像が多かったので写真は少なめで紹介します。)

 

普段は寮生活をして工場で働いて、
休みになると郷里の村で野菜の収穫を手伝ってるっぽい投稿が続いていました。


10月27日に食べ物の支給がぐちゃぐちゃな様子が投稿されていました。

10月28日の夜に 食べるものが無くこのままではダメだとの投稿。

10月29日に寮を出て 郷里を目指したようです。
民家に入らないよう、誰とも接触しないよう気をつけて歩いたとのこと。

 

 

10月30日の早朝、保護されたようです。
白い靴が黒くなっちゃったようです。

 

10月30日午後 バスにて郷里へ

 

10月30日夜 隔離施設へ
お母さんが差し入れを届けてくれたみたいで
(隔離中なので実際には会えなかったと思いますが)
とても喜んでいました。

 

10月31日 隔離施設でしっかりご飯が食べられてると投稿。

 

 


ある男の子のSNS投稿をご紹介します。

 

10月30日 00:29

 

10月30日 06:25
一晩 歩き続けていたようです。

 

10月30日 15:19

 

お迎えの人が来てくれた と投稿

 

 

10月31日 05:51
早朝、たぶん隔離施設内から投稿されたと思います。
『一晩歩いて自分は運よく休める場所に来れたけど、
友達の家は200キロ離れてて とても遠くて
2日間歩いてまだ着いていないようだと。
友達の動画を見てとても辛い。』
(だいたいこんな感じの意味だと思います。)

 

 

左上にあるのが鄭州市で、右上が開封市の中心部、
その下が 女の子の郷里の開封市尉氏县、その下が男の子の郷里の许昌市です。

鄭州市からは50キロ以上離れていて、
通常 とてもじゃないですが歩いて向かおうと思う距離ではありません。

 

 

最初 道路を歩いている人の話を聞いた時は、
封鎖されている場所から 勝手に抜け出すのは良くないなあと思いました。


でも、隔離された寮での集団生活の中で、工場と寮とを行ったり来たりする毎日。
(この工場は10月初めころから外部に出れない封鎖状態だったようです。
封鎖中も工場は稼働。)

 

30万人の従業員のうち2万人に陽性者がでたという うわさもあったりしました。
(あくまで うわさ です。)

 

周辺に咳をする人がいるだけで 自分もコロナに感染するかもという緊張感が続いていたと思います。


会社のことや 寮生活のことは 実際の真実はどうなのかはわかりませんが、
命の危険を感じて、このままここにいてはダメだと考える人が出るのも
理解できました。


SNSは何が真実かわかりにくいので

っと、ここまでSNSを元に 色々書いてきましたが、
中国SNS上には色々な情報があふれすぎていて、
どれが真実なのかが本当にわかりにくいです。
一歩間違えれば、偽情報をブログに投稿してしまう危険性もあると思っています。
(なので 基本は 自分の目で実際に見たり 自分で直接聞いたり、
信用のおける所からの情報を ブログに書きたいです(*´▽`*))

 

道路上に人が歩いているよ~って投稿も

 

道路上をトラックで運ばれていく人たちの投稿も 
本当なの?と まずは 疑ってみていました。

 

たくさんの人が開封市の自分の家にむかって歩いているという投稿ですが、
別の日の ただの遠足風景の動画かもしれません。

 

実際の標識が出てきてたら、

 

本当に起きていることなのかもと思ったり。

 

ナンバープレートのこの漢字は河南省の漢字で、
バスは開封市でよく見かけるものなので 本当のことかと思ったり。

 

投稿者の過去の投稿などを見て、工場で働いていた人だと推測したり。

 

ヤフーがニュースにしたり、中国国内でもニュースになっているので、
工場の寮から歩いて自宅に帰っている人が 実際にいるのでしょうが、
すべての投稿された動画が本物なのか 確認する手段はありません。

 

もし、偽情報を載せてしまっていたらごめんなさい。
また、本人の了承をえないでブログに掲載してごめんなさい。
(著作権法ではSNSの画像の引用は良いようなのですが、
詳しく知らないので間違っているかもしれません)

 

10月31日の開封市の様子

本日も 一般住民達は自宅から出てはダメで、
PCR検査員の人が部屋まで来て検査をしてくれました。

開封市 超警戒モードは続いています。

 

 

今日の午前中に発表された昨日の開封市民全員PCR検査は
陽性者0人でした。

 

 

お隣の鄭州市はこんな感じです。

 


開封市からは なにの発表もありませんが、

 

 


なんと、鄭州市は 10月31日の零時から
感染者数の少ない地域から小区封鎖を解除するようです。

鄭州市は もともと コロナ対策が開封市ほど厳しくはありませんでした。

 

感染者のいる鄭州市がロックダウン解除しつつあって、
コロナ対応の厳しい開封市は 感染者0人であっても 
まだまだロックダウンという 不思議な状態になる可能性もあります😅


とにかく、家に帰りたい人が早く無事 家に帰れますように。
コロナが収束しますように。

 

 

◎最後まで読んでいただきありがとうございました(#^^#)

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