ぱきらの中国(河南省開封)生活

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2021年6月~河南省开封市に生息中。日常のたわいもないこと、中国情報などを気ままに書いていきたいです(*^^*)

中国開封市の鉄塔を色々な場所から眺めてみよう♪(説明有り)≪鉄塔公園散策後編≫

こんにちは。

 

15時半現在の開封市、気温19℃、湿度19%です。
青空の良い天気です。

 

さてさて、

 

今日は鉄塔公園散策の後編を書きたいと思います。

 

今回、鉄塔公園散策は1人で行ってきました。
1人だと、どうしても ふらふらあっち行ったりこっち行ったりして
写真を撮りまくっちゃうので、撮影した写真の枚数が膨大で、
前編・中編・後編の3部作になってしまいました(笑)
もう少し、お付き合いください(*^◇^*)

前編はこちら

tpakira.hatenablog.com


中編はこちら

tpakira.hatenablog.com

 

 

鉄塔公園の老朽化と すでに始まってる改修工事


鉄塔公園は、改修工事のために、2月28日からしばらく閉園のようですが、
確かに 老朽化があちこちに見られました(*^。^*)

 

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ボロボロになっている案内図

 

 

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湖に作られた遊歩道の手すりもボロボロですよ~😅
握ったら手に刺さりそうやし、寄りかかったら 
柵が壊れて湖に落ちる可能性も!?

 

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屋根もこんなにグサグサ ボロボロ(n*´ω`*n)

 

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おそらく 長期間放置されたままの、
貸衣装屋さんの見本写真。
色あせていて、人物がぼんやりしか見えません。
(たぶん、以前は 古代中国の衣装を着て、
鉄塔前で写真を撮ることが出来たんだと思います)

 

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おそらく以前は見学できたであろう建物も、

 

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鍵がついていて、中に入れませんでした。


案内地図に載っていても、地図通りに 行けない、入れない場所が多々😅


反対に、地図には 載っていなくて 

 

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今まさに作られている途中の場所もありました。立派な女子トイレやな。

 

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改修工事、フライングしとる~(笑)
立ち入り禁止の柵とか無いので、
うっかり近寄って踏んじゃったら 壊してしまいそうです。

 

 

色々な場所から鉄塔を眺めてみます


鉄塔を色々な場所から 眺めてみました。


案内板やガイドブックやネットの資料から抜粋して、
鉄塔の説明をしてみたいと思います(*^^*)

 

 

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鉄塔の原名は開宝寺塔。

 

 

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北宋時代の1049年に建立されました。
日本はこの時期 平安時代です。

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塔の高さは55.6メートル、八角で十三層になっていて、
塔の中には168段の階段があります。

 

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鉄塔の下部分は、黄河の氾濫により埋まってる部分もあるようで、
建立された当時は、55.6メートル以上あったようです。

 

1961年に国家重要文化財として指定されました。

 

 

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塔全体には、茶色の瑠璃レンガが貼られていて、レンガが鉄のように見えることから
『鉄塔』と呼ばれているようになったようです。

 

 

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塔の内部の素材は、木材のような色々な形をしたレンガで、
ほぞと穴とで接合して組み立てられているようです。
(鉄塔だけど、鉄は使われていないようです。1000年前は鉄骨は無し(*´▽`*))

 

塔身柱と周囲の柱を、らせん階段で結合されていることで、
塔は、とても頑丈に出来ているようです。

 

内部のらせん階段は、とても狭くて 傾斜が急で 
一番上まで登った先は行き止まりでした😅
所々に作られた小窓からは 開封市内が見えました。
(2013年に登った時の体験談です)

 

鉄塔は現存の文化財の中では一番高さがあり、歴史も最も長く 
比較的良い状態で保存されている塔なので、
「天下第一塔」とも呼ばれているようです。

 

 

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鉄塔に貼りつけられたレンガの表には、飛天、龍、麒麟、仏、菩薩、花など
50種類ほどの図案があるようです。

 

 

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鉄塔が建てられてから、地震は40数回、雹が20数回、黄河の氾濫が6回
起こっているようですが、
頑丈に作られた鉄塔は倒壊していません。

 

 

と、数々の自然災害の中でも 建ち続けてい鉄塔ですが、

 


1938年に倒壊の危機が訪れていました。
なんと、日本人の手によってです。

 

中国のネット事典の中で見つけた鉄塔の資料によると、
1938年6月5日、日本の軍が 鉄塔を標的に激しい砲撃を開始。

 

 

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塔は7~80発の砲撃を受けたようです。
塔の北側のレンガは剥がれ落ちて、8階と9階あたりでは 外壁を貫通して、
2メートルの深い穴が開いたそうです。

 

この時、鉄塔が全壊しなくて、心から良かったと思います。

 

 

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千年の間、多くの水害、地震、暴風雨、砲撃などにみまわれましたが、
何度もその都度 改修されて、今も開封の地に建ってくれています。

 

 

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2月28日から鉄塔公園は改修工事のために休園になりました。
お隣の河南大学が移転するかもという話もあるようで、
開封市の大きな街づくりや観光のプロジェクトが進んでいて、
今後、鉄塔周辺の様子は 大きく変わるのかもしれません。

 

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周囲がどんなに変わっても、
鉄塔は ずっとこの場所に建ち続けて欲しいと思います。

 

出口に向かう途中で鳩小屋を発見


さーて、そろそろ戻りますか~(*^。^*)

 

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広場に出ました。

 

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広場の奥に人だかりがあります。

 

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鳩がいっぱいおるよー♪

 

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可愛いなあヾ(≧▽≦)ノ

 

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ふくふくムッチリ~☆

 

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で、何でこんなところに鳩小屋??(笑)

 

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楽しそうに遊ぶ親子連れがたくさいんいました。

 

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岩山で追いかけっこ。
鉄塔公園は良い遊び場になっているようです。

 

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出入り口の方に向かいます。
ちなみに、入り口から鉄塔まで、横道にそれず 立ち止まらずに歩くと、
約15分ほどで到着します。
(改修工事で、出入り口の場所が変わるかもしれないので、参考まで(*^-^*))

 

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私が来た8時過ぎには 人がほとんどいませんでしたが、
10時半ごろには、今から入場する人達で 行列が出来ていました。

 

 

◎最後まで読んでいただきありがとうございました(#^^#)

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